子育て/プラス思考の子を育てるコツ

子どもにマネしてほしくないマイナス思考 その13(2ページ目)

ママのポジティブ改革は、マイナス思考の存在を知ることからはじまります。なぜなら、私達の悩みの多くは、しつこいマイナス思考が足を引っ張っているケースがほとんどだからです。「子どもにマネしてほしくないマイナス思考」シリーズでは、子どもに伝わりやすい13のマイナス思考を1つずつクローズアップ。読んでみて、「当てはまるかも」と思ったら、子ども達に伝わる前に、ポジティブ化してしまいましょう!

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

ママのポジティブ改革:「脱・雪だるま式思考」

心理学に言うと、プラス思考とマイナス思考には、次のような決定的な違いがあります。
  • プラス思考とは、「悪い出来事は、それ以上続かない、広がらない」と思うこと
  • マイナス思考とは、「悪い出来事は、いつまでもどこまでも続く」と思うこと
つまり、この「雪だるま式思考」は、マイナス思考のど真ん中!これまでオールアバウトで投稿してきた記事や、著書 『輝くママの習慣(*)』 などでも繰り返しお伝えしているとおり、過去も未来も、あれもこれもと悪いことを広げてしまうのは、気分を落ち込ませてしまう最大の要因の1つです。

でも、ど真ん中=抜け出せない、というわけではありません。むしろ、上でご紹介したように分かりやすく公式化されているので、抜け出しやすいタイプのクセと言えるでしょう。ただ、抜け出すために、とても大事なことがあります。それは、「意識する」ということ。

つまり、雪だるま式思考と正反対の物の見方、

「悪い出来事は、それ以上続かない、広がらない」

を常に意識することが、抜け出すための一番のポイントになります。

なぜ「意識」が大事なのかと言うと、私達の雪だるま式思考は、今にはじまったことではなく、7~8歳ころから数十年使ってきている、いわば「考えグセ」のようなもの。それゆえ根強く、意識して撃退していかないと、すぐにまた心の中に、「悪い出来事が、いつまでもどこまでも続く」という気持ちが浮上してしまうからです。

ぜひ、次に思いがけないことが起こったときには、
「今回はアンラッキーだった」
「ときに、こういうことが起こることもあるのね」
「だからと言って、次もこうなるとは限らない」
「起こったことは仕方がない。気持ちを切り替えよう」
と、短く狭く捉える意識をしてみてください。心とは不思議な力を持っていて、「長く続く」と思うと、本当に長く続きます。「これっきり」と思えると、本当にこれっきりで打ち切ることができるのです。

この発想は、お子さんのプラス思考育児にも、お役立ちです。ママから、「悪い出来事は、それ以上続かない、広がらない」の感覚を、お子さんに伝えていってあげましょう!


関連記事

『子どもにマネしてほしくないマイナス思考13』の全リスト
『子どもに正しいプラス思考を届けるために』
『プラス思考の子育て:ママだから伝えていきたいこと』


参考図書(*)

 

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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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