ママのポジティブ改革:「脱・雪だるま式思考」
心理学に言うと、プラス思考とマイナス思考には、次のような決定的な違いがあります。- プラス思考とは、「悪い出来事は、それ以上続かない、広がらない」と思うこと
- マイナス思考とは、「悪い出来事は、いつまでもどこまでも続く」と思うこと
でも、ど真ん中=抜け出せない、というわけではありません。むしろ、上でご紹介したように分かりやすく公式化されているので、抜け出しやすいタイプのクセと言えるでしょう。ただ、抜け出すために、とても大事なことがあります。それは、「意識する」ということ。
つまり、雪だるま式思考と正反対の物の見方、
「悪い出来事は、それ以上続かない、広がらない」
を常に意識することが、抜け出すための一番のポイントになります。
なぜ「意識」が大事なのかと言うと、私達の雪だるま式思考は、今にはじまったことではなく、7~8歳ころから数十年使ってきている、いわば「考えグセ」のようなもの。それゆえ根強く、意識して撃退していかないと、すぐにまた心の中に、「悪い出来事が、いつまでもどこまでも続く」という気持ちが浮上してしまうからです。
ぜひ、次に思いがけないことが起こったときには、
と、短く狭く捉える意識をしてみてください。心とは不思議な力を持っていて、「長く続く」と思うと、本当に長く続きます。「これっきり」と思えると、本当にこれっきりで打ち切ることができるのです。「今回はアンラッキーだった」
「ときに、こういうことが起こることもあるのね」
「だからと言って、次もこうなるとは限らない」
「起こったことは仕方がない。気持ちを切り替えよう」
この発想は、お子さんのプラス思考育児にも、お役立ちです。ママから、「悪い出来事は、それ以上続かない、広がらない」の感覚を、お子さんに伝えていってあげましょう!
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参考図書(*)