子育て/プラス思考の子を育てるコツ

子どもにマネしてほしくないマイナス思考 その9(2ページ目)

ママのポジティブ改革は、マイナス思考の存在を知ることからはじまります。なぜなら、私達の悩みの多くは、しつこいマイナス思考が足を引っ張っているケースがほとんどだからです。「子どもにマネしてほしくないマイナス思考」シリーズでは、子どもに伝わりやすい13のマイナス思考を1つずつクローズアップ。読んでみて、「当てはまるかも」と思ったら、子ども達に伝わる前に、ポジティブ化してしまいましょう!

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

テーマ 「子どもに責任力をどう伝えるか」

行動から責任を伝えていこう!

行動から責任を伝えていこう!

ここでは、子どもが「責任感」を上手に学んでくれる叱り方についてご紹介していきます。

例えば、子どもがいたずらをしました。そのとき、

「誰がこのお水をこぼしたの?」

「こんなバラバラになっちゃったのも、○○ちゃんのせいよ」

と叱ったとします。これは、「誰に責任があるか?」にフォーカスした叱り方。

ついうっかり口にしてしまうフレーズですが、これだと、子ども達は、「誰がやったか」に着目するようになります。つまり、「何をやったか」よりも、「誰がやったか」を重要視するようになるのです。これがいつもいつも続くとどうなるでしょう? お友達や兄弟とのケンカのときにも、「誰がやった」「誰のせいだ」にこだわるようになってしまいます。

私が推奨しているのは、「今、どうすべきか?」にフォーカスした叱り方です。

例えば、

「床にこぼしたお水は、雑巾で拭きなさい」

「やぶってしまったお絵かきは、セロハンテープでくっつけなさい」

のように、「自分で拭かせる」「自分で直させる」と行動を通しながら、自分がやってしまったことへの責任を学ばせるのがおすすめです。

前者と後者には次のような大きな違いがあります。
  • 誰がやったかを追求するのは、非問題解決的
  • 行動を通して学ばせるのは、問題解決的
「誰がやった」かを詮索しても、その問題自体は解決しません。一方、「行動で学ぶ」方法だと、問題を解決しようという力が働きやすくなります。

何か良くないことが起こったとき、大切なのは、「今の目の前の問題 (床がぬれている、お絵かきがバラバラになってしまった)」を早急に解決すること。ぜひ、問題解決的な叱り方 『行動で学ぶ』 で、子ども達に、「自分でやったことは自分で責任を持つ」を上手に伝えていってあげてください。


関連記事

『子どもにマネしてほしくないマイナス思考13』の全リスト
『子どもに正しいプラス思考を届けるために』
『プラス思考の子育て:ママだから伝えていきたいこと』
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で子育て関連の書籍を見るAmazon で子育ての書籍を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます