不動産売買の法律・制度/ガイド:平野の私的不動産用語集

工事監理

「工事監理」についての用語解説です。一戸建て建築やマンション建設において適切な工事がされるためには、監理がたいへん重要な役割を果たします。(2013年改訂版、初出:2006年9月)

執筆者:平野 雅之


工事監理

【こうじかんり】

工事が図面や仕様書どおり適切に行なわれているかどうかを、設計事務所(設計者)が検査、指導することを「工事監理」という。これに対して、建設会社側の現場監督が工期や工程などのチェック、指示などを行なうことを「工事管理」という。

どちらも「かんり」なので耳で聞いたときには紛らわしく、監理を「サラカン」、管理を「タケカン」または「クダカン」といって区別することもあるらしい。

「監理」する人は工事のコストなどよりも、図面どおりにしっかりとした工事がされ、予定された品質が守られることを大優先するが、「管理」する人は会社の利益を考えざるを得ないため、どうしても工事の効率を優先しがちになる。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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