映画/口コミでおすすめの青春映画(邦画)

恋すると人は誰もが「さびしんぼう」になるのです

淋しげな美少女に憧れているヒロキは、彼女のことを「さびしんぼう」と名付ける。それから「さびしんぼう」と名乗るピエロのメイクをした変な女の子も現れ……。ヒロキは人を愛することを知り、悩み、苦しみ、少年から少し大人になって行きます。懐かしく、切なく、そして心が暖かく満たされていく映画です。

投稿記事

どこか懐かしい、心が満たされる映画

■作品名
さびしんぼう

■監督
大林宣彦

■出演
富田靖子、尾美としのり、藤田弓子、小林稔侍

■DVD販売元
東宝

■おすすめ理由

『さびしんぼう』って何の事でしょう?

大林監督は云います、
人を愛するということは淋しい事、
人は誰かを愛すると「さびしんぼう」になる……と。


■あらすじ

お寺の跡取り息子ヒロキはカメラ好きの夢見がちな少年、
ある日、学校の裏山に登り、何気なく望遠レンズを
覗いていた時、偶然フレームの中に淋しげな表情の美少女を見つけます。
それは隣りの女子高の生徒、百合子が音楽室でピアノを弾く姿でした。
名前を知らないヒロキは彼女のことを「さびしんぼう」と名付けて
あこがれるようになります。

それから暫く経ったある日、本堂の掃除をしていて
誤ってばら撒いた古い写真の束の中から
白塗りのピエロのメイクをしてオーバーオールを着た、
変な女の子が現れます。
そして彼女もまた自分の事を「さびしんぼう」と名乗ります。
どうやら彼女はヒロキの事が好きらしく
突然、現れてはいたずらをしたり世話を焼いたりするのでした。

人が写真の中に残した想い、そこから生まれた妖精「さびしんぼう」、
そして薄幸の美少女百合子。
ヒロキは人を愛することを知り、悩み、苦しみ、少年から少し大人になって行きます。
そしてエピローグ、ヒロキの恋は成就するのでしょうか?
そしてさびしんぼうは……!?

遥か昔に自分も疑似体験をしたような
懐かしく、切なく、そして心が暖かく満たされていく
尾道3部作完結編『さびしんぼう』はそんな映画です。

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