心が入れ替わった幼なじみのふたりを描いた傑作

■作品名
転校生

■監督
大林宣彦

■主演
尾美としのり、小林聡美

■DVD販売元

バップ

■おすすめの理由
「転校生」は、1982年に公開された大林宣彦監督の作品です。山中恒の著書『おれがあいつであいつがおれで』を映画化。大林監督の出身地である広島県尾道市でロケを行い、のちに公開された「時をかける少女」「さびしんぼう」と合わせて“尾道三部作”と呼ばれます。

■あらすじ
中学3年生の一夫(尾美としのり)のクラスに幼なじみの一美(小林聡美)が転入。2人はある日石段から二人とも転げ落ちてしまい、その拍子に心が入れ替わってしまいます。2人は戸惑いながらも周りに気付かれないようにいつも通り生活を送りますが、一夫の一家が引っ越しをすることになり……。


現実には考えられない男女の入れ替わりというテーマを思春期の甘酸っぱさと共に描いた秀作です。当時は無名だった尾美としのりと小林聡美の時代を感じる演技もかわいらしく、今の活躍からは考えられない初々しさをのぞかせています。大林監督作品が好きな私は数々の作品に出演されている尾美としのりさんは今でもドラマや映画に出ているのを見るとなんだか応援したくなります。

そしてノスタルジーを感じる尾道の風景。海辺の街らしい入り組んだ小道や急な坂道、穏やかな瀬戸内海。こんな街に住んでみたいと思わせる魅力にあふれています。なかなか実現できていませんが、ほかの作品と合わせ、映画のロケ地めぐりもいつかしたいと思っています。

ちょっと思春期特有のくすぐったさもありますが、見ておいて損はない映画だと思います。



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