映画/口コミでおすすめのSF映画(邦画)

単なる怪獣ものではない政治的な部分もある「ゴジラ」

ゴジラ誕生30周年記念映画として作られた「ゴジラ」。単なる暴れまくる怪獣SFではなく、なかなかポリティカルな部分も多いストーリーです。出演者はそうそうたるメンバーで、日本の名優達が首脳陣を演じているのも、映画に重みや深みを与えています。

投稿記事

ゴジラ誕生30周年を記念して製作された映画

■作品名
ゴジラ (1984)

■監督
橋本幸治

■主演
小林桂樹、田中健、沢口靖子

■DVD販売元
東宝ビデオ

■おすすめの理由
第一作のゴジラは、1954年に起きた米国軍によりビキニ島での核実験により被ばくしてしまった第五福竜丸事件をきっかけに「核の落とし子」として同じ年に誕生しました。

そして1984年に公開された「ゴジラ」は、第一作の続編として、その間にあった続編をリセットしたストーリーで誕生したものです。

■あらすじ
198X年、伊豆諸島の大黒島沖を航行していた第五八幡丸は、暴風雨に見舞われていた。

そして大黒島の火山が噴火し、巨大な物体が船に接近。

生存者は奥村宏(宅麻伸)1名だけだった。

この事実を掴んだ新聞記者の牧五郎(田中健)は、本社に連絡するが、握りつぶされてしまう。

一方、政府から調査を依頼された生物物理学者の村田は、生存者に会いその謎の巨大な物体は、30年前に東京を襲ったゴジラであると確信する。

国民のパニックを恐れ、ゴジラのことを秘密にする三田村首相(小林桂樹)だが、ゴジラがソ連の原子力潜水艦を襲い、アメリカの攻撃と批判を始めたために公表。

ゴジラはさらに井浜原発を襲ってエネルギーを吸収していく……。


ゴジラ誕生30周年記念映画として作られた「ゴジラ」。

出演者はそうそうたるメンバーです。

単なるゴジラが暴れまくる怪獣SFではなく、なかなかポリティカルな部分も多いストーリー。

国民のパニックになるために秘匿されるゴジラの存在、核によってゴジラを滅ぼすことを依頼されて、非核三原則を理由に断る首相。

ソ連の原子力潜水艦がゴジラに襲われ、アメリカとの戦争に持ち込まれそうなことを避けるためにゴジラの存在を公表。

そして原発を襲いエネルギーを蓄えるゴジラ。

ゴジラは「核の落とし子」だったんですね


首相の小林圭樹ほか、小沢栄太郎、加藤武、織本順吉、金子信雄など、日本の名優達が首脳陣を演じているのも、映画に重みや深みを与えています。


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