映画/口コミでおすすめのホラー映画(邦画)

海外のホラー映画のような巧みさ「スウィートホーム」

日本のホラー映画「スウィートホーム」、当時としては最新のSFXが話題になりました。闇や陰をうまく使って、恐怖感を盛り上げるような演出がうまく、海外のホラー映画のようなショッキングなシーンを巧みに取り込んでいます。当時の邦画としてはかなり珍しく、さすがは「特撮界の大御所」という感じです。

投稿記事

当時としては最新のSFXが話題になった作品

■作品名
スウィートホーム (1980)

■監督
黒沢清

■主演
宮本信子、山城新伍

■VHS販売元
東宝

■おすすめの理由

監督と脚本は黒沢清、製作総指揮は伊丹十三、そして主演は宮本信子という、1989年に公開された日本のホラー映画「スウィートホーム」。

エクソシストなどの特殊メイクで知られ「特撮界の大御所」と呼ばれるディック・スミスを招いての、当時としては最新のSFXが話題になりました。

■あらすじ
フレスコ画家の故・間宮画伯の屋敷を訪れたTVの取材チーム。

画伯が亡くなって30年経つが、そこには幻の壁画が残されている。

取材を始めたと同時に、次々と怪奇現象が起き、レポーターの女性が何者かに憑かれたかのように、土葬された間宮夫人の子供の墓を掘り出すなど、奇妙な行動を取り始める。

彼女とカメラマンが無惨な死を遂げ、ディレクターの早川秋子(宮本信子)と、プロデューサーの星野和夫(山城新伍)は取材を断念。

そこに地元の老人が現れ、間宮夫人が誤って我が子を死なせたことから精神に異常を着たし、子供を次々襲っては殺害し、最後には自らの命も断つという壮絶な事件があったという事実を話す……。


例え仕事でも絶対に足を踏み入れたくないと思わせるような古い屋敷。

闇や陰をうまく使って、恐怖感を盛り上げるような演出がうまいです。

ちょっと海外のホラー映画のようなショッキングなシーンを巧みに取り込んでいて、当時の邦画としてはかなり珍しい作品だったのではないかと思います。

怨念の固まりとなった間宮夫人と殺した子供が一体となったグロテスクな姿は、今観てもかなり怖く、さすがは「特撮界の大御所」という感じです。

製作総監督を務めた伊丹十三が、「心の力」という不思議な能力を持つガソリンスタンドの主人の役で登場。

星野プロデューサーの娘役がNOKKO、カメラマンに古舘伊知朗、レポーターのアスカは黒田福美という、今では観れない珍しいキャストも楽しめます。

映画のオープニングの影絵と、子供の声が妙に怖かったのを覚えています。


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