久しぶりに全員が集まった家族の一日描いた
1984年カンヌ映画祭最優秀監督賞受賞作品

■作品名
田舎の日曜日

■監督
ベルトラン・タヴェルニエ

■出演
ルイ・デュクルー、サビーヌ・アゼマ、ミシェル・オーモン

■DVD販売元
東北新社

■あらすじ
老画家ラドミレルは妻に先立たれ今は家政婦と2人暮らし
パリ郊外の田舎で美しい緑に囲まれて静かに暮らしています。

ある秋の日曜日、今日は息子夫婦と孫達が訪ねて来る日。
忙しくてめったに来ない娘までが突然やって来て、
久々に賑やかな一日が始まります。

日曜日の穏やかな木漏れ日の中で久しぶりに全員が集まった家族の一日を
ゆったりとした展開で描いた映画です。
ワンショットの長回しでゆっくり映し出される風景は
まるで絵画のように美しく安らぎを感じます。

身体の衰えと共に、絵を描く情熱も失いつつあるラドミレルは、
昼食後に娘と立ち寄ったカフェで、画家として苦悩していた時代の事や
亡くなった妻の話を初めて娘に語ります。
優しく聴いていた娘は何も言わずに
ラドミレルをダンスに誘い、2人は楽しそうに踊り続けます……。
このシーンは秀逸です!

週に1度は訪ねてくる息子。
口うるさいのは父の身体を心配しているからこそです。
自由奔放で父の絵を批判したりするが心の底では父を尊敬する娘、
2人ともそれぞれ表現の仕方は違っても
父親の事を愛しています。
観ている途中で東京物語を思い出してラドミレルが笠智衆に見えて来ました。

穏やかすぎて若い人には物足らないかも知れませんが
ある程度人生を重ねて来た人にはしみじみと心に沁みる作品でしょう、
ラストには中々味わい深いシーンが待っています。






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