子供の頃に夢中になった世界が詰まったファンタジー映画
■作品名ネバー・エンディング・ストーリー
■監督
ウォルフガング・ペーターゼン
■出演
ノア・ハサウェイ、バレット・オリヴァー
■DVD/Blu-ray発売元
ワーナー・ホーム・ビデオ
■おすすめの理由
リマールのあの曲を聞くと、忽ち目の前に広がる『ネバー・エンディング・ストーリー』の世界。
ミヒャエル・エンデのファンタジー小説『はてしない物語』を映画化した『ネバー・エンディング・ストーリー』は多くの少年少女の心を虜にしました。
第1作が製作された後、第2、第3作が製作されましたが、回を追うごとに不評で、私も第3作目は見ていません。第2作目も前作とはキャストが一新され、ストーリーも原作とはかけ離れた内容なっているので、個人的にはお勧めしません。
原作者のミヒャエル・エンデは第1作目を映画化する際、スタジオと揉めたこともあって、第2作目の方を気に入っているらしいですが。
作者が一番気に入らなかったラスト・シーンに関しては、作者同様、微妙に思う人もいたようですが、私はファンタジー映画だということと、初めて見たのが子供のときだったこともあり、全然気になりませんでした。
というわけで、やはり『ネバー・エンディング・ストーリー』と言えば、この第1作目。2部構成の原作の前半部分に当たります。
■あらすじ
いじめられっ子のバスティアンがいじめっ子から追いかけられ、逃げ込んだ先の書店で見つけた『ネバー・エンディング・ストーリー』という風変わりなタイトルの本。
物語は其処から始まります。本をこっそり持ち帰り、授業をサボって読み進めていくうち、バスティアンはどんどん物語の世界に引き込まれ、それと同時に映画を見ているこちらもバスティアンと一緒に物語の中へ。
物語の世界『ファータージェン』の女王“幼ごころの君”、大人気の幸福の龍ファルコン、『憂いの沼』の棲む巨大なカメのモーラ、虚無に仕えているグモルク、その他たくさんのユニークな動物や種族たち。
『ネバー・エンディング・ストーリー』には子供の頃に夢中になった世界がぎっしりと詰まっています。偶には童心に返って、空想の世界に遊んでみませんか。