映画/口コミでおすすめの青春映画(洋画)

心の繊細な少年たちの冒険 「スタンド・バイ・ミー」

少年時代の仲間四人と「死体」探しの冒険に出た数日の出来事の回想です。そこには少年達の無邪気さと可愛さだけでなく、心の中の陽と陰がとても繊細に描かれています。大人になる前の心の繊細な時期に体験した、忘れられない数日間の重みを感じる映画です。

投稿記事

少年達の心の中の陽と陰も描かれた名作

■作品名
スタンド・バイ・ミー

■監督
ロブ・ライナー

■出演
ウィル・ウィートン、リバー・フェニックス、コリー・フェルドマン、ジェリー・オコネル

■DVD/Blu-ray発売元
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

■おすすめの理由

「青春」
それはもう戻らない若かかりし日々。
ただ楽しいだけでないどこか刹那的なイメージが私にはあります。
映画スタンド・バイ・ミーで描かれているのは、まさに青春の1ページ。
お話は主人公の作家ゴードンがとある新聞記事を見て、自分の子供時代に起こった出来事を回想することから始まります。

少年時代の仲間四人と「死体」探しの冒険に出たほんの数日の出来事の回想ですが、そこには少年達の無邪気さと可愛さだけでなく、胸の中に渦巻く不安感、少年達の心の中の陽と陰がとても繊細に描かれていて、ハッとするシーンがたくさんあります。

この作品がただの少年時代の思い出話に留まらず、深く見る人の心に訴えるのは、登場する少年達の抱える家庭環境や彼らが抱えている心の闇の部分も描いているところだと思います。
大人になる前の心の繊細な時期に体験した忘れられない数日間の重みを感じる映画です。
原作はスティーブン・キングによる短編ですが、監督のロブ・ライナーは原作の持つ雰囲気を壊さず、美しい映像と素晴らしい選曲の音楽を添えて物語を彩りました。

出演していたリバー・フェニックスが若くして亡くなってしまったことも、この作品のノスタルジックな雰囲気を盛り上げ伝説化しているようにも思います。
何度見ても心の奥深くがじーんとしてしまう青春映画の名作です。


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