ダース・ベイダー率いる帝国軍の逆襲劇
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』
■監督アービン・カーシュナー
■出演
マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー
■DVD発売元
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
■おすすめの理由
現在、絶賛公開中の『スタートレック』と人気を二分するSFシリーズ『スター・ウォーズ』。『スタートレック』同様、世界中に熱狂的なファンがいることで知られています。
大抵はトレッキー(スタートレックシリーズの熱烈なファンのこと)かスター・ウォーズファンに分かれるのですが、私はどちらも好きです。
私たち人類の未来を描いている『スタートレック』と、“遠い昔、遥か彼方の銀河系で”というフレーズで始まる通り、どこか別の銀河系の過去の出来事を描いている『スター・ウォーズ』。その対比も面白いですよね。
また『スターウォーズ』は全9部作なんですが、最初に真ん中のエピソード4~6(旧3部作)を製作し、16年後に前日譚であるエピソード1~3(新3部作)が製作された変わり種。ちなみに気になるエピソード7~9は2015年以降順次公開される予定です。
さて、エピソード5に当たるこの『帝国の逆襲』は前作から3年が経過し、巨大な宇宙要塞“デス・スター”を反乱軍に破壊されたダース・ベイダー率いる帝国軍の文字通り逆襲劇。
今回の反乱軍は、強大な軍事力を背景に水も漏らさぬ捜査網で徹底的に反乱軍を追い詰める帝国軍の前に常に後手後手に回り、何とか全滅を免れるだけで精一杯という有様で、見ているこちらとしてはなかなかにフラストレーションが溜まる展開ですが、偉大なるジェダイ・マスター、ヨーダが初登場したり、ルークの出生の秘密が明らかになったりと見応え満載。
ルークとダース・ベイダーとの直接対決も必見です。ストーリー的に最初から最後まで何らいいところのない反乱軍ですが、総ては次作『ジェダイの帰還』のため。
というわけで、できればエピソード1から順番に見ていった方がいいスター・ウォーズですが、特にこのエピソード5と次のエピソード6はまとめて見ることをお勧めします。