映画/口コミでおすすめのSF映画(洋画)

秀逸な時間SF「ファイナル・カウントダウン」

原子力空母ニミッツがタイムスリップし、真珠湾攻撃の真っただ中に迷い込みます。過去の歴史に介入することを躊躇しながらも、見殺しにしてもいいのかというジレンマに襲われます。時間や人生について考えさせられる驚きの結末が待っています。

投稿記事

過去の歴史に介入するのか、戦地を見殺しにするのか

■作品名
ファイナル・カウントダウン (80)

■監督
ドン・テイラー

■主演
カーク・ダグラス、マーティン・シーン

■DVD/Blu-ray発売元
ビクターエンタテインメント

■おすすめの理由
1980年、ハワイ沖を航行中の原子力空母ニミッツが、突如時間の渦に巻き込まれてタイムスリップし、1941年12月8日、日本軍による真珠湾攻撃の真っただ中に迷い込みます。

ニミッツを持ってすれば日本軍を撃破することも可能です。

艦長(カーク・ダグラス)をはじめ乗組員たちは、過去の歴史に介入することを躊躇しながらも、このまま真珠湾の基地を見殺しにしてもいいのかというジレンマに襲われます。

原題の「最後の秒読み」とは攻撃か否かの決断を迫られるドキドキ感を表しています。

この映画には、ニミッツ対ゼロ戦というアクション場面もありますが、どちらかと言えば時間SF物としてのアイデアの面白さが見どころ。

もちろん、時間や人生について考えさせられる驚きの結末が用意されています。

自衛隊が戦国時代にタイムスリップする日本の『戦国自衛隊』(79)とよく比較されました。

ベトナム戦争が終結した80年代は、軍隊の存在意義をあらためて問い直す時期だったのかもしれません。


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