映画/口コミでおすすめのSF映画(洋画)

レプリカントが涙を流す「ブレードランナー」

この映画の中でアンドロイドは、レプリカント(人造人間)として、人間味の有る存在として描かれています。人間の都合で過酷なお仕事ロボットとして作られ、長生きすると危険物となるので処刑されるのです。何度見ても全く色あせることなく、今の時代に見ても新たな発見もできる奥深さです。

投稿記事

様々な業界に強烈な影響を与えた見事なSF映画

■作品名
ブレードランナー (1982)

■監督
リドリー・スコット

■主演
ハリソン・フォード、ルドガー・ハウアー

■DVD/Blu-ray発売元
ワーナー・ホーム・ビデオ

■おすすめの理由
1993年にアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録され、
この近未来の映像は様々な業界メディア等に強烈な影響を与えた見事なSF映画です。

何度見ても全く色あせることなく、今の時代に見ても新たな新鮮さも
発見できる奥深さが有ります。

ストーリーはフィリップ・K・ディックのSF小説
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作としています。
このアンドロイドの所をヒロインのレイチェルと入れると、何となく原作が理解できます。

そのアンドロイドは、この映画の中ではレプリカント(人造人間)として、
悪人とは思えない人間味の有る存在として描かれています。
命が限られているはずのレプリカントが、寿命を気にし、段々感情を持ち、反乱し挙げ句、
危険物として、グレードランナー(レプリカントを抹消する刑事)に追われ処刑されるのです。

よくある話ですが、何故か?逃れたレプリカントに魅力を覚えてしまいます。
それは丁度思春期を迎えた子供のような大人の様な制御できない
感情が描かれているからだと思います。
人間の都合で、過酷なお仕事ロボットを使用期限付きで作り、
人間よりも能力が有るので、長生きすると危険物となり処刑されるのです。
最後に寿命を知った最強のレプリカントが
対戦相手の命を救い涙を流すシーンは印象的です。

天才ブレードランナー(デッカード=ハリソンフォード)のいる世界は
混沌として騒々しくその中に、レプリカントがとけ込む様に密かに隠れているのですが、そのシーンの中の看板に日本語が書いてあったり、食事などもなじみが有ります。

それもそのはず、監督は日本の歌舞伎町や横浜の工場地帯を巡り見て、かなりインスパイアーされたようです。
ですが、初めてこの映画を見る日本人は……
一瞬、驚きと!ちょっと??チョット!とつっこみたくなりますが、
その不思議な感じがSFぽく表現されているので、まるで漫画を見ている感じで、面白く、見事な着眼点です。
この映画を見て、この監督が大好きになり、私の頭の中にも
永久保存登録されました。


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