映画/口コミでおすすめのSF映画(洋画)

キモかわいい不思議な生き物 「グレムリン」

グレムリンは、テレビにあわせて小鳥のように澄んだ声で唄を歌い、真夜中12時をすぎたらご飯をあげてはダメで、水がかかると毛玉をポンポン背中から飛ばして増殖する、不思議な生き物。SFのなかでは地味な存在のこの映画。それでも不思議な余韻では随一の作品だと思います。

投稿記事

不思議な余韻では随一のSF作品

■作品名
グレムリン

■監督
ジョー・ダンテ

■出演
ザック・ギャリガン、フィービー・ケイツ

■DVD/Blu-ray発売元

ワーナー・ホーム・ビデオ

■おすすめの理由

ここ数年、全国各地でつくられるご当地「ゆるキャラ」の着ぐるみが、どこに言っても見られるようになりましたが。この「グレムリン」も、言ってみればその着ぐるみの一種だったような気がします。

チャイナタウンの怪しいおじさんが営む、古道具屋。その店の奥にいたモグワイ(グレムリン)。テレビにあわせて小鳥のように澄んだ声で唄を歌い、真夜中12時をすぎたらご飯をあげてはダメで、水がかかると毛玉をポンポン背中から飛ばして増殖する、不思議な生き物。


こうして書いてみれば、なんだか不気味な生き物であるとしか思えないのですが、1985年にこの映画が公開されていた当時。映画館の関連グッズ売り場やおもちゃ屋さんで売られていたぬいぐるみが、わたしは欲しくてたまりませんでした。

そしてあの、「チャチャチャチャッチャッ、チャッチャッチャラ~」というリズムのテーマソングを一度きくと、しばらくの間脳内を支配されるという、いろんな意味でインパクトのある映画です。

先にあげた設定、そしてグレムリンの存在そのものは立派なSF、サイエンス・フィクションなのですが。

■あらすじ
モグワイ(グレムリン)の「飼い主」となったのは、プロムのキングにはなれそうにもない、ちょっと気弱な高校生の男の子。ガールフレンドも垢抜けない感じの女の子で、彼らが住む街も、アメリカ国内に何百とありそうなちいさな街。そのなかで、グレムリンの存在だけが異質で、それで騒動が起きてしまう。


宇宙の彼方からマザーシップが来るわけでも、不死身のエイリアンが出てくるわけでもないSFのなかでは地味な存在のこの映画。それでも不思議な余韻では随一の作品だと思いますので、ぜひ一度、ご覧いただければと思います。



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