映画/口コミでおすすめのホラー映画(洋画)

夢で起こったことが現実になる恐怖「エルム街の悪夢」

ナンシーは毎晩、殺人鬼に追いかけられるリアルな悪夢にうなされていた。夢の中で殺人鬼に付けられた傷が、起きたら身体に……。殺人鬼に会わないためには眠らないことしか方法がないので、精神的にも肉体的にもどんどん追いつめられていきます。

投稿記事

全く逃げることのできない恐怖

■作品名
エルム街の悪夢(1984)

■監督

ウェス・クレイブン

■主演

ヘザー・ランゲンカンプ、ロバート・イングランド

■DVD/Blu-ray発売元
ワーナー・ホーム・ビデオ

■おすすめの理由
80年代を代表するホラー映画の大ヒット作「エルム街の悪夢」。

数多くの続編ができましたが、第一作目となるこれが一番冷酷な殺人鬼として描かれていて、怖さもある作品だと思います。

殺人鬼フレディを演じるロバート・イングランドはこれで一躍メジャーになり、2003年の「フレディVSジェイソン」で、ジャッキー・アール・ヘイリーになるまでフレディ役を務めました。

■あらすじ
高校生のナンシー(ヘザー・ランゲンカンプ)とティナは、毎晩、同じ悪夢にうなされていた。

鋼鉄の長い爪を持ち、赤く焼けただれた顔、赤と緑の縞のセーターの殺人鬼に追いかけられるリアルな夢だ。

なぜか同じ夢を見ていることに驚くが、それはこれから始まる残忍な事件の前触れだった……。


夢の中で長い爪を振りかざしながら近づく殺人鬼。

目が醒めてホッとしたのもつかの間、夢の中で付けられた傷が身体に……。

夢の中に出て来る殺人鬼に会わないためには、眠らないことしか方法がないので、精神的にも肉体的にもどんどん追いつめられていく主人公の女の子を観ているとこちらまで息苦しくなってきます。

悪夢と現実との境界線の曖昧さがうまいので、本当にこちらもしばらく眠るのが怖くなってしまったほど、怖かったです。

でも、主人公の女の子が執拗に襲ってくる殺人鬼に対し、メソメソと泣いてばかりではなく、母親からフレディが何者なのか真実を聞かされ、夢の中で対決するという展開が、なかなかかっこいい。

悪夢で起こることが現実でも起きてしまう……という、ある意味全く逃げることのできない恐怖という斬新なアイデアが素晴らしいと思います。

ちなみに主人公の女の子のボーイフレンド役で、ジョニー・ジョニーデップがこの作品でデビューしています。


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