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赤ちゃんに大苦戦する独身貴族「スリーメン&ベビー」

自由でリッチな独身男達の生活にいきなり入り込んで来た赤ちゃん。3人の男達が大苦戦するのですが、ありがちなドタバタ劇ではありません。役者陣の大げさすぎない演技で、とても温かみのある雰囲気になっています。だんだんと父性に目覚める展開にはちょっとホロッする素敵な映画です。

投稿記事

いつの間にか父性に目覚めてしまう男達が可愛い映画

■作品名
スリーメン&ベビー (1987)

■監督
レナード・ニモイ

■主演
トム・セレック、スティーブ・グッテンバーグ、テッド・ダンソン

■DVD販売元
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

■おすすめの理由

「スリーメン&ベビー」は、フランス映画の「赤ちゃんに乾杯」のリメイク版で、1987年にアメリカで製作された映画です。

監督のレナード・ニモイは、自身も俳優で、アメリカのTVドラマ「スタートレック」の中に登場するバルカン人で、前髪パッツンのつり上がった眉毛のMr.スポック役を演じた人です。

■あらすじ
ニューヨークで、優雅に独身生活を満喫している建築家のピーター(トム・セレック)、漫画家のマイケル(スティーブ・グッテンバーグ)、俳優のジャック(テッド・ダンソン)。

仕事も順調でお金に不自由しない彼らは、ワインと恋と歌のお気楽な人生を送っていた。

ところがある日、ロケで留守にしているジャックと彼のガールフレンドの子だという赤ん坊が、彼らの平穏な生活の中に突然乱入……。


自由でリッチな独身男達の生活にいきなり入り込んで来た赤ちゃん。

もちろん、ミルクをあげたことも、オムツを交換したこともないどころか、赤ちゃんを抱き上げてあやしたこともない男達が大苦戦するのですが、ありがちなドタバタ劇ではありません。

役者陣の大げさすぎない演技で、とても温かみのある雰囲気になっています。

いまでこそ、イクメンなどと言われ、育児を男性がするのが当たり前のようになっていますが、当時はまだ育児経験のある男性など少なかったでしょうから、彼らの奮闘ぶりがなんだか微笑ましいんですよね。

独身貴族を気取っていた男性達が、だんだんと父性に目覚め、本気で「オレこそ父親だ」となる展開にはちょっとホロッとします。

面白い展開なんだけど、彼らの奮闘ぶりと赤ちゃんに対する想いが温かく、最後にはこんな家族もいいなあ~と感じさせてくれる……そんな素敵な映画だと思います。

ちなみに、幽霊が映っていると評判になりましたが、あれはシルクハットをかぶったジャックの等身大のパネルだったようですね。


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