アンヌ・バリローもいいけどジャン・レノもいい!
■作品名ニキータ (1990年)
■監督
リュック・ベンソン
■出演
アンヌ・バリロー、ジャン=ユーグ・アングラード、ジャン・レノ
■DVD/Blu-ray発売元
角川書店
■私のすすめる理由
スタイリッシュでパワフルな女性アクション映画で、その後、リメークされ「アサシン」や、カナダやアメリカでTV番組になった作品です。
警官を殺害しその素質を見込まれて秘密工作員に仕立てられる不良少女ニキータ。死刑宣告を受けた主人公が選択の余地無く組織に入れられ、訓練を積み重ねていく前半のくだりがリズミカルでいいです。
恋人との旅行先でも殺しを依頼され、バスルームで標的を狙う指示がでます。精神的にはか弱い女暗殺者を演じきったA・パリローの存在無しにこの作品は成立しなかったですね。
後半登場し「掃除屋」を演じるジャン・レノが本当にクールで、その存在感は主人公を越えています。それだからこそ『レオン』の主人公に結実します。エンディングが唐突な分、ジャン・レノが浮き立ってくるのかもしれません。