6つのパートから成り立つ総合カルチャーガイド
■書名スペイン 気分はいつもエスパーニャ
■おすすめポイント
『スペイン 気分はいつもエスパーニャ』は、旅の情報を専門に提供する出版社のトラベルジャーナルが出版している、スペインについての総合カルチャーガイドです。ラテン系、闘牛、リーガ・エスパニョーラ、フラメンコなどのキーワードで、スペインの文化が解説されます。
全体の構成は、「スペイン風味の暮らし方」、「今日も祭に明け暮れる」、「フラメンコを極める」、「カルチャーシーンさまざま」、「スペイン料理に夢中」、「旅と生活の役立ち情報」の6つのパートから成り立っています。スペインを旅行する前に知っておいた方がいい情報が、ほとんど網羅されていると言っていいでしょう。
一人の著者によるガイドは専門分野や得意分野があるため、内容が偏りがちです。でもこの本は、複数の人たちが各々の専門分野に関する情報を集め、丁寧に解説してくれていますから、分りやすい上に読んでいて楽しいです。自然にスペイン紀行への憧れが膨らんできます。
ラテン系のノリがいつの間にか、自分の身体に浸透してきます。日本国内で、「気分はいつもエスパーニャ」になってしまうと、様々な場面で問題を起こしてしまいそうですが、国内ではしっかりと自重して、スペインの国土に降り立ってから、気分を全開にしたいものです。
■スペイン 気分はいつもエスパーニャ
著者:ECG編集室
出版社:トラベルジャーナル
発売日:1997年9月30日
定価:1700円
※データは記事公開時点のものです。