台湾映画のスクリーンを通して、現代の台湾社会をご紹介
■書名台湾発見 映画が描く「未知」の島
■おすすめポイント
台湾に産まれ著者の田村志津枝さんは、台湾ニューシネマを日本に初めて紹介するなど、映画界で大活躍されています。日本ではそれ程知られていない台湾映画のスクリーンを通して、現代の台湾社会を紹介しています。
台湾は日本とは歴史的に、経済的に関係が深いにもかかわらず、その素顔は意外と知られていません。柔らかな光を放つ台湾映画に魅せられた著者は、映画のスクリーンを通して、台湾の現代社会や風景を紹介しています。
映画はスタジオで撮影されるばかりでなく、各地に出向いてロケーション撮影を行います。映画の中では、現代や過去の台湾の風景がスクリーンに映し出されます。勿論現在の光景が映し出されることもあれば、背景や登場人物の衣装を変え、過去の風景を映し出すこともあります。
旅行で訪れて目にする光景には、過去から現代の歴史を担っています。電車やバスの窓から見える光景から、映画のスクリーンに映し出された場面が思い出されることもしばしばあることでしょう。
■台湾発見 映画が描く「未知」の島
著者:田村志津枝
出版社:朝日文庫
発売日:1997年6月1日
定価:660円
※データは記事公開時点のものです。