里帰り出産のために静岡の実家へ
出産日は1週間早く、突然やって来ました。トータル4時間、うち分娩室1時間未満。
里帰り出産のために予定日より1ヶ月前に静岡の実家に滞在。
その日の朝は、「いつもよりお腹が痛いかな? 気のせい?」と思っていました。
朝ごはんも、お昼ごはんも食べた頃、ほんのちょっと更にお腹が痛くなってきました。
母に言うと、東京の私の夫に知らせて来てもらう!と慌てるので、
「今日は生まれないと思う。」とのんきに言っていました。
念のために病院へ
念のため、病院の午後の診察時間が始まる14時に病院へ。外出するときは、化粧をしないと気持ち悪い私は、その日も軽く化粧をしていきました。
病院へ着くなり、お腹に装置をつけられる。赤ちゃんの心臓の音が聞こえる。
痛みがさらに増して、やっと私も陣痛?と実感。
「あの……お化粧を落としていいですか?」と、看護師さんと母に呆れられながら、メイクを落とす。「……ああ、痛い、痛い。」
メイクを落としながら、腰はもうくの字にしかならない。
再び、ベッドへ寝転ぶと、ズンズン痛くなる。
すると突然、お尻に大波がザブーンと来た。
「ぎゃー! お尻が大出血したぁ!!」と慌てると、看護師さんが来てくれました。
「破水ですね。」
「破水? すごいな。海水浴のときにお尻から海に入ったら、たぶんあんな感じかな。」
と、どうでもいいことを考える。
やがて、17時になり、分娩室へ
夫は立会いの予定でしたが、どうにも出産ペースが早すぎて間に合いそうにない。分娩室。なんと、看護師さんが一人しかいない。
私と、アナタだけ? サシですか?
産むの初めてで、方法よくわからん。
すごい陣痛がキターー!!
看護師さんが「いきんで!!」と叫ぶ。
「こうですか?」と悶絶して聞くと、
「違う。あーあ、一回無駄にしたね。」と。
次のは無駄にしたくない……と思いつつ、
「看護師さん、ドコ?」
なぜか一人しかいないのに、途中でフッと消えてしまうのだ。
「私一人で?」
仕方がないので、陣痛を無駄にしないためにいきむ。
が、「わからなーい、看護師さーん!! どこー!!」と叫ぶと
「ごめんごめん」と帰ってきた。アナタ、どこ行ってたの……。
ラスト15分で役者登場とばかりに主治医ともう一人看護師さんが来て、
結果、18時前に自然分娩しました。
出産後、夕ごはんが出たけど珍しく食欲ありませんでした。