妊娠の兆候から切迫流産の危機へ
体調の変化に気づき「もしかして、妊娠した?」と思っていたところに
突然のかすかな下腹部の痛みと少量の出血。
すぐに産婦人科へ行き、薬を処方してもらい帰宅。
精神的に不安になったたためか、ひどいつわりも始まり、
食事も水も喉を通りませんでした。
吐き気をもよおすたびにお腹に力が入ってしまうせいで
薬を飲んでも出血はおさまりません。
先生からは
「トイレへ行く以外は安静に。絶対に動いてはだめ」と言われ、
自宅にいれば動かないわけにはいかない、ということで
入院させてもらうことになりました。
入院期間は10日間程度。
トイレへ行く以外はずっとベッドに横になっていました。
移動はすべて車椅子、入浴もできません。
しかし、入院したことで安心したのかつわりが少し軽くなり、
食事もでき、だんだんと出血もなくなってきました。
最後の診察の日
診察室で赤ちゃんの元気な心音を聞き
「もう大丈夫。赤ちゃんは今、1.2センチだよ」
という先生の言葉を聞いたときは嬉しくてたまりませんでした。
今でもよく覚えています。
帰りは自分の足で病室まで歩いていき、翌日に退院。
7か月後、無事娘を出産しました。
ある病気のため、最初の赤ちゃんはおなかの中で無事に育ててあげることができなかったので、切迫流産の危機を無事に乗り越えることができ、本当に嬉しく思いました。