子育て/プラス思考の子を育てるコツ

子どもにマネしてほしくないマイナス思考 その5(2ページ目)

ママのポジティブ改革は、マイナス思考の存在を知ることからはじまります。なぜなら、私達の悩みの多くは、しつこいマイナス思考が足を引っ張っているケースがほとんどだからです。「子どもにマネしてほしくないマイナス思考」シリーズでは、子どもに伝わりやすい13のマイナス思考を1つずつクローズアップ。読んでみて、「当てはまるかも」と思ったら、子ども達に伝わる前に、ポジティブ化してしまいましょう!

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

ママのポジティブ改革:「脱・運命の先読み思考」

冷静なときに考えれば、明らかですが、朝のイヤなできごとは、午後の悪い展開を予測するものではありません。その日がすべて台無しになってしまうのは、朝の”イヤな気分”を引きずってしまうから。朝の予測どおりに、気分を害したまま過ごすことで、昼⇒夕方⇒夜と、どんどんネガティブなものを引き込んでしまうのです。

仮に、前ページのように、
  • 「今朝はなんてひどいスタートなの!これはきっと、今日1日が最悪っていう兆しよ」
と予測し、夜になって、その1日を振り返ったとします。すると、その日に起こった数々の悪い出来事が思い出されて、
  • 「ほら、やっぱり当たった。思ったとおり、今日は、最悪な1日になった」
とさらに自分の「運命の先読み思考」を強めてしまう結末に!

でも、それは、予測が当たったのではなく、予測を当たらせてしまったのです。

心理学の研究で、プラス思考の人と、マイナス思考の人は、悪いことが起こったとき、それがどれくらい続くかという長さが大きく違うことが分かっています。
  • プラス思考の人⇒ 悪いことは長く続かない
  • マイナス思考の人⇒ 悪いことは延々と続く
という傾向が見出されています。

誰だって、悪いことがずっと続くのであれば、モチベーションは当然下がります。だから、続くとは限らない状態にもかかわらず、「運命の先読み思考」で自らモチベーションを下げてしまうのは、とてももったいないことなのです。

毎日の生活は、良いことばかりではありません。悪いことも混じっています。だからといって、悪いこと、暗いことばかりに注目する必要はまったくないのです。

明るい見方をするのに、ここでも 『ピンクのサングラス』 がお役立ち。ピンクのサングラスで、明るいこと、楽しそうなこと、ワクワクするようなことを積極的に拾うクセをつけると、自ずと、「脱・運命の先読み思考」が進み、先行きを明るく考えることができるようになります。


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