子育て/プラス思考の子を育てるコツ

子どもにマネしてほしくないマイナス思考 その3

ママのポジティブ改革は、マイナス思考の存在を知ることからはじまります。なぜなら、私達の悩みの多くは、しつこいマイナス思考が足を引っ張っているケースがほとんどだからです。「子どもにマネしてほしくないマイナス思考」シリーズでは、子どもに伝わりやすい13のマイナス思考を1つずつクローズアップ。読んでみて、「当てはまるかも」と思ったら、子ども達に伝わる前に、ポジティブ化してしまいましょう!

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

自分や相手を丸ごと否定 『レッテル貼り思考』

子どもにマネしてほしくないマイナス思考 その3は、『レッテル貼り思考』です。

『レッテル貼り思考』とは、自分や周りの人に、人間全体を否定するようなレッテルを貼ることを言います。

レッテル貼りは、ココロに刺さる

レッテル貼りは、ココロに刺さる

たとえば、自分にレッテルを貼る例として、

「私は負け犬だ」 
「私はなんてダメ人間なんだ」

また相手にレッテルを貼る例として、

「最低人間!」
「人間のクズだわ」

など。この他にも、「バカな子ね」「ダメな子ね」「使えない人」などが挙げられます。意外に馴染みのあるフレーズではないでしょうか?

これらの言葉は、痛いほど心に突き刺さります。どれほど痛いか、ためしに誰かに次の言葉を言われたことを想像してみてください。

「なんてダメな母親なんだ!」
「おまえは人間失格だな!」
「最低人間!」

言われたその瞬間に、ズキッと突き刺さりますね。そして、すぐに、怒り、反抗心、絶望感、悲壮感などのネガティブな感情が出てくるはずです。

このように、簡単に感情を乱す要素が入っているのが「レッテル貼り思考」。負のスパイラルにそのまま直行してしまうほどの威力がある「マイナス思考」の1つなのです。

>>次ページは、ママのポジティブ改革:「脱・レッテル貼り思考」です。
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