消費者生活センターのテスト結果
シリコーン製ふた付き調理器具のテスト

簡便な調理方法として電子レンジで加熱調理できるシリコーン製の華やかな色とデザインの調理器具が普及しています。密閉度が高いのでスチームクッカーと銘打って健康調理をうたっている器具もあります。

今回、北陸三県(福井県、富山県、石川県)の消費生活支援センターが共同で表示、安全性、使用性などのテストをおこない、その結果が公開されました。
筆者はとりまとめをおこなった福井県消費生活支援センターの許可を得て、この調査結果を掲載させていただきます。

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シリコーン調理器具のテスト対象品


 
<テスト結果の要点>
■表示に関して
原材料名が「シリコーンゴム」「シリコーン樹脂」「シリコン」など様々で、耐熱温度表示も製品によって220~270度Cと巾があり、ガイドラインを示す必要がある。
■安全性に関して
全銘柄ともに、食品衛生法で定める容器からの有害物質(ホルムアルデヒドや重金属)の溶出基準は満たしている。
■耐熱性試験に関して
一部の銘柄で色変化があったが、全銘柄とも形状の変化は見られなかった。
■調理テストに関して
野菜類の蒸し料理や油料理のあと、本体付属の半透明及び白色トレイに野菜の色素が移り、全銘柄ともわずかな臭いが残りました。

<消費者へのアドバイスの要点>
■銘柄によって耐熱温度に違いがあるため、表示を確認して目的にあったものを選ぶこと。
■シリコーン調理器は素材が柔らかいので、熱い食材を入れて持ち運びするとき注意が必要。
■電子レンジや電気オーブン以外のオーブントースター、直火料理やグリル機能では使わないこと。
■空のままや油のみで加熱しない。水分が少ないときは水を加えたり、油分の多いときは加熱時間を少なくするなど工夫が必要。
■シリコーンは食材の色や臭いが付着しやすい性質がある。
■電気オーブンでの使用には耐熱温度以上にならないよう注意すること。
■加熱後はミトンや布巾を使い、ふたを開けるときは蒸気に気をつける。
■シリコーンは柔らかく、傷つきやすいのでスチールたわしやクレンザーを使わない。

<筆者からの注意点>
以上の点に注意して使う必要があるようですが、筆者はそれ以上に注意していただきたい点を次に書き加えておきます。
◆電子レンジでの高温調理には問題がないとしても、オーブンやスチームオーブン調理がすすめる250度前後の温度帯に耐えられるのかどうかは、シリコーン調理器具の表示を確認するようにしてください。
◆赤やオレンジ、グリーンなどの派手な色の容器は、着色料の観点からもあまりおすすめしません。
◆色変化があるという事は、変色や脱色があり、食品へ着色料が移っている可能性も考えられます。
◆調理後は本体も相当熱くなっているので注意して取り扱うことと、両手で持っても、クニャっと曲がるものもあるので、持ってしっかりしたできるだけ肉厚のある調理器具を選ぶことをおすすめします。
◆シリコーン製の調理器具や容器類は、洗剤を使っても汚れが取りにくいが、食器洗い機を使うと綺麗に洗い上げることができます。

詳細に関しては、下記リンク先の各消費生活支援センターが作成したPDFファイルを合わせてご覧ください。
【商品テスト】
☆北陸三県(富山県、石川県、福井県)の消費生活センターで実施したシリコーン製調理器具(ふた付き容器)の表示・安全性・使用性等のテスト結果
シリコーン製調理器具(ふた付き容器)のテスト結果(概要)[PDF]
(富山県消費生活センター)

シリコーン製調理器具(ふた付き容器)のテスト結果について[PDF]
(石川県消費生活支援センター)

シリコーン製調理器具の表示や安全性等をテストしました[PDF]
(福井県消費生活センター)

©Sep.2013 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.


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