新築マンション/マンションニュースの読み方

高質な躯体のタワーで先進的プレゼンを体験する(2ページ目)

「クレヴィアタワー目黒不動前」(伊藤忠都市開発が売主、総戸数138戸)は、東急目黒線「不動前」駅徒歩4分、免震を採用した地上21階建てのタワーマンションである。全戸南向きの利点をいかし、「スラット3」という大開口を実現した工法にも注目。さらに、販売センターでは「MRシステム」による先進的なプレゼンテーションも体験できる。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド


「MR(Mixed Reality)システム」で迫力を体験

MRシステムで実際の現地に外観画像を重ね合わせる

MRシステムで実際の現地に外観画像を重ね合わせる

新築分譲マンションは、そのほとんどが青田売りである。何千万円もする購入対象の実物を見れないハンディは決して小さくない。部屋の大きさが体感できないことはもとより、資産価値に多大な影響を与える外観やエントランスはパースでしかイメージできないのだ。

そこで「クレヴィアタワー目黒不動前」では、「MRシステム」という装置をモデルルームに持ち込み、イメージの可視化を図っている。これは、現実の世界にバーチャルな3D画像(または映像)を組み合わせて視覚できる画期的なシステムだ。

具体的なプレゼンテーションは3つ。まずひとつは、現地から山手通りをはさんで立つオフィスビル内のマンション販売センターの窓から、現地の位置に実物大のバーチャル3Dパースを合成させて眺められること。隣接する建物と建設中のタワーマンションとの高さ比較は参考にならないはずがない。

エントランス3Dパースは視点の移動に合わせて作動する

エントランス3Dパースは視点の移動に合わせて作動する

ふたつめはマンション内のエントランスホールが3Dで疑似体験できること。装置はハンディコントローラー。左右上下に振れば、エントランス空間もそれに合わせて視点が移る。2層吹き抜けのイメージや空間の質感などは平面パースを(当然ながら)超えて実感できるだろう。

みっつめは免震装置の作動を3D映像(動画)で見られることだ。免震の概念は、ボタンを押して左右に揺れる模型で表現しているケースが多いが、もっとリアリティにそのメカニズムを把握できる。免震建物に不可欠な「ダンパー」や(積層ゴム以外の支承である)「転がり支承」も描かれていて、非常に参考になる。

第1期の売り出しは50戸

「クレヴィアタワー目黒不動前」は7月中旬にモデルルームをオープンし、現在250件を超える来場者がある。全戸南向き、長期優良住宅認定マンション、そして駅徒歩4分が評価されている模様。第1期は9月20日からの登録開始を予定している。販売戸数は50戸(第1期分)である。

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