ママのポジティブ改革:「脱・グレーのサングラス思考」
実際には、何一つきちんとできないなどということはありえないですし、朝から晩までノンストップで問題を起こす子もいません。いいところもあれば、悪いところもある、得意なものもあれば、不得意なものもある、それが人間です。グレーのサングラスをかけて、悪いところばかりに目が行っているなと感じたら、そのグレーのサングラスを外すことをイメージしてみましょう。実際に頭の中で、グレーのサングラスを取り外すシーンを浮かべるとやりやすいです。
さらに、ピンクのサングラス(*)をかけるところまでイメージをふくらませられたら理想的です。そして、ピンクのサングラスをかけた心で見直してみてください。
「夫が何1つきちんとできないなんて、ちょっと言い過ぎね。家族のために頑張ってくれていることの方がたくさんあるんだから。とくに昨日は仕事で遅かったし、よほど疲れていたのね。」
「子どものことだって、そう。たまに派手にやってくれるけれど、ほとんどの時間は、元気で楽しい子よ。『いつだって問題を起こす!』なんて思ってしまって、あの子に悪いことをしたわ。」
「今回のミスは大反省。でも、だからといって、それで私がダメ人間というわけではないわ。先月のプロジェクトは大好評だったもの!」
また、お子さんがグレーのサングラスをかけているなと感じたときは、ママの方からそれを外してあげましょう。
「そんなことないよ。十分頑張っているよ。例えば……」
「そこまでひどくないよ。いいところだってたくさんあるじゃない。例えば……」
とグレーのサングラスのせいで曇って見えなくなっている「光っていること」「頑張っていること」を引っ張り出し、きっかけを作ってあげるのがおすすめです。
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