「結婚披露パーティーの招待状」文例とマナー
結婚披露パーティーは、カジュアルなスタイルでという場合が多いものですが、大切な場面ですから、マナーや気くばりも大切にしたいものですね
結婚式や披露宴の招待状は、結婚する両家の父や母の名前で出すことがほとんどでしょう。
しかし、パーティーの場合は、本人または友人など、パーティーを主催する人の名で出すものです。
招く方々も、どちらかと言えば、主に友人、知人などの親しい方を中心にという場合が多いでしょう。
ですから、披露宴の招待状ほど、格式を重んじたものでなくても構いませんが、そうは言っても、目上の方を招待するという場合もありますし、人生の大事な節目に立ち会ってもらい披露するのが目的ですから、やはりその場にふさわしい表現というのが必要です。
日時や場所に誤りがないように正確にというのは基本ですが、ほかにも、会費や何日までに返事をなど、相手が迷うことのないように
記すというのも大切な配慮です。
では、それらの点に注意して文例を見てみましょう。
■文例:本人が差出人の場合
拝啓 清秋の候、皆様お健やかにお過ごしのことと存じます。
さて、このたび、私ども縁あって結婚することになりました。
つきましては、日ごろお世話になっている皆様に新しい門出を
見守っていただきたく、ささやかではございますが、
パーティーを催したいと存じます。
ご多用のところまことに恐れ入りますが、
ご出席いただければ幸いです。
なお、当日は会費制のパーティーとさせていただきますので、
ご協力のほどお願い申し上げます。
当日、皆様にお目にかかれますのを楽しみにしております。 敬具
平成○○年 10月吉日 伊藤 翔太 杉野 文佳
記
日時:平成○○年○月○日(土)18:00~20:00
会場:レストラン「Mariage」(マリアージュ)
東京都港区○○1-2-3
TEL 03-0000-0000
http://www. Mariage.co.jp
会費:5,000円
お手数ですが、○月○日までに、同封の返信はがきにて、
ご都合のほどをお知らせください。
また、当日は平服でのご来場をお願い申し上げます。
■そのほかの表現・言い換えバリエーション
皆様にはお健やかにお過ごしのことと拝察いたします/私たちは結婚式を挙げることとなりました/皆様に見守っていただき/新しい人生のスタートができれば幸いです/ご披露かたがた小宴を設けさせていただきたく存じます/ご披露を兼ねてささやかなパーティーを催したく存じます/ご多用中とは存じますが/なにとぞご列席くださいますよう/ご出席いただき、前途を励ましていただければ幸いでございます/ぜひご出席賜りたくお願い申し上げます……など。
■こんなところにも注意!
*料金不足などにならないように、サイズ、重さに合わせた切手を。
*「皆様」など相手側の言葉は、行末になったり、行を分かれたりしない
ように。
*儀礼的な手紙の場合は、句読点を用いないで1文字あけて書く場合もあり
ます。
*住所や会場などは、わかりやすいように。
会場案内地図、アクセスや駐車場の有無などを書き添えるのも親切でしょう。
*レストランの料理やドレスコードなどをひと言添えるのも、雰囲気がわかり
やすく相手が迷わないものです。
*会費の有無や料金、返信の期限なども明記。
*表書きの封筒の書き方の注意としては、連名の場合は必ずそれぞれに
「様」を付けます。
「様」など、敬称の使い方詳細はこちら
→http://allabout.co.jp/gm/gc/395389/