動物園ではガラスの反射に気をつけよう
上野動物園の屋内パンダ舎。ガラス板を通してパンダを見るようになっている。
ガラス越しで見るパンダ。よく見るとガラスに人物などが写り込んでいる。すべてを取り去るのは難しい。
これを完全に写らなくすることは難しいですが、レンズを向ける角度を変化させるとある程度写り込みを軽減させることができます。背景にいる人物などが写り込むときは、その場所から移動するのを待って撮るというのも方法です。またできるだけガラス面にレンズを近付けてあげると写り込みを少なくできます。
柵の写り込みについては、「動物園のオリを消す裏ワザ撮影テクニック」にて詳しく解説してますので参考にしてください。
光の当たり方に注目しよう
フラッシュ撮影禁止の看板。動物園では基本としてフラッシュ撮影は控えます。
曇り空で撮影したパンダ。
太陽光が差し込んできたときに撮影。差し込んできた光が体毛を浮かびあがらせる。
動物園での撮影マナーは、フラッシュ撮影は控えるということです。これは動物がフラッシュの光をストレスに感じるからです。動物園で写真を撮るときには必ず守りたいものです。
フラッシュを使わずに撮影するわけですから、動物の光の当たり方によっては写真の仕上がりに変化がでます。晴天のとき、曇りのとき、室内光のもとにいるとき、それぞれで写り方が変化していきます。
動物の展示方法によっては、選ぶことが出来ない動物もいますが、割と自由に動く動物の場合は、移動したときの光の当たり具合によってシャッターチャンスを見極めます。
光線を活用した撮り方のひとつとして、やや逆光気味で光が入るところで撮ると体毛などが浮き出るように写り立体感ができます。いろんな光の当たり方で違った表情の写真が撮れます。光を注視した撮りかたにチャレンジしてみるのも楽しいです。
次のページでは、トラやゾウなどを撮るときのポイント!