家族の気配を感じる吹抜け
1. 窓が交互に並ぶ吹抜け。左下は寝室、右は子供部屋、左上はロフトの上はハイサイドライト。 2. 子供部屋から寝室を見る。左は南面のハイサイドライト。暖かい空気を外に逃がす役割もある。 3. 子供部屋からリビングと中庭に面した窓を見下ろす。 |
リビングとダイニングの間にある吹抜けは、天井高が6.5mもあります。ここには2階の寝室と子供部屋とロフトが面しています。それぞれに間口いっぱいの窓があり、乳白色のワーロン紙を張った障子のような引戸が付いています。開け放せば、吹抜け越しにトップライトと南側のハイサイドライトからの光が室内を明るくし、閉めればプライバシーを保つことができます。
またこの吹抜けは、単に通風や採光だけではなく、1階のキッチンにいても2階にいる家族の気配を感じたり、会話を交わすといったコミュニケーションを促す空間でもあります。
◆建築データと建築家プロフィール