接続したテレビでの操作
HDMI端子でテレビと接続している場合、通常のディーガのようなスタート画面が表示されます。この状態では付属のリモコンを使って、普通のレコーダーのように操作することができます。ただし、DIGA+のスタート画面は通常のDIGAが3画面あるのに対して、1画面のみというシンプルなものです。ただし、DIGA+のスタート画面は1画面しかないのと引き換えにカスタマイズ可能なものとなっており、既存のパネルをユーザーが必要なパネルと置き換えることができます。
さらに、スタートメニューにない機能でも「全機能から選ぶ」機能から選択して起動することができます。そのため、よく使う機能をスタートメニューに登録し、それ以外の機能は必要に応じて「全機能から選ぶ」から使うようにすると便利です。
録画機能は?
レコーダー本体が内蔵するハードディスクは320GBとあまり大きくはありませんが、最長15倍までの長時間録画機能を搭載していること、そして、USB外付けハードディスクに録画できることなどで、容量不足になることはないでしょう。チューナーに関しては地デジ、BSデジタル、110度CSデジタルのチューナーを2基搭載していますが、同時に録画できる番組は1つだけです。これはそれぞれの1つのチューナーをワイヤレスモニターのために確保しているためです。
また、録画番組の再生においては、レコーダーに接続したテレビとワイヤレスモニターで別々の録画タイトルを再生することができますし、同じタイトルを異なるタイミングで再生開始できます。
ワイヤレスモニターとテレビを組み合わせて使うと便利
2番組同時録画できないのと引き換えに、HDMIで接続したテレビとワイヤレスモニターが別々のチャンネルを見られるのが利点です。このおかげで、チャンネル争いをする機会が減るかもしれません。ママはリビングのテレビで連続ドラマ、パパはワイヤレスモニターで自分の部屋でサッカーを視聴することもできます。
総論
DIGA+は従来の延長上ではなく、異なる路線に進化させたレコーダーです。防水ワイヤレスモニターでどこでも視聴できるし、テレビとワイヤレスモニターで別々のチャンネル、録画を視聴できるため、テレビのチャンネル争いの回避にも役立ちます。一度に1つの番組しか録画できないため、ヘビーな録画ユーザーというよりは、防水ワイヤレスモニターでテレビを今までと違う使い方をしたいユーザーに向いています。
また、今回は持ち歩きやすい10インチを使っていますが、より大画面な15インチであれば、より美しい映像を見られます。持ち歩きまくるというよりは、個人の部屋でアンテナを引かなくても楽しめるテレビとして活用したい人に向いているでしょう。