日本最大の信用情報機関CIC
CICに加盟しているのは主に、クレジットカード会社や携帯電話会社、信販会社、消費者金融会社などです。それ以外にも、一部の金融機関なども加盟しています。スマートフォンの分割購入の普及を背景に、CICへの信用情報の登録件数は増加傾向にあるようです。CICは、3つある信用情報機関のなかで唯一、インターネット上で信用情報の開示を行っています。これを利用すれば誰でも、インターネットを使って、自分の信用情報を確認することができます。
ここからは、CICが提供している「信用情報開示報告書」の中身について、見ていきましょう。
CICの「信用情報開示報告書」の見方
「信用情報開示報告」については、CICのサイトにもサンプル(PDF)が載っているので参考にしてみてください。いくつかの項目がありますが、信用力において重要になるのは、「クレジット情報」と「申込情報」の2つです。
「クレジット情報」
クレジットカードや消費者金融などの契約内容が、1件毎に表示されています。
「申込情報」
直近半年間の間にカードやローンに申し込んだ情報が表示されています。
クレジット情報について、さらに詳しく見ていきましょう。
主な内容として、「属性情報」「契約内容」「支払状況」「入金状況」の4つがあります。
「属性情報」
氏名や生年月日、住所、電話番号などの、利用者自身の個人情報が記載されています。
「契約内容」
クレジット契約の内容が記載されています。具体的には、契約日や、契約の種類、契約金額などです。残債額や、クレジット会社からの請求額などが記載されているのが、「支払状況」です。支払が全て完了した際も、ここに表示されます。
「入金状況」
月々の返済がきちんと行われているかは「入金状況」によって確認できます。
クレジット会社が定期的にCICに報告することで情報は更新されていきますが、開示報告書に反映されるまでにはタイムラグがあるので、注意が必要です。
より詳しく知りたい方は、CICの下記のページも参考にしてみてください。
【参考】開示報告書について
既にお話したように、信用情報はローンやキャッシングの審査によく活用されています。また、契約中の情報が一覧で表示されますので、長期間使っていないカード等を整理する際にも、役立つと思います。
一度くらいは、ご自分の信用情報を確認してみるとよいのではないでしょうか 。
次回は、日本の信用情報機関の残り2つ、KSCとJICCについてご説明する予定です。