タイプ3)8月25日以降にあわてるタイプ
3つ目のタイプは最後にあわてるタイプです。私もこのタイプで、半泣きで最後の3日間を過ごした記憶があります(しかも毎年)。弟はそんなことがなかったので、私だけそうだった理由はもう個人的性格としか言いようがありません。このタイプの問題点は、早くからやるべきだ、ということは分かっていながら、面倒や苦痛を先送りにしてしまう結果、最後に苦労するという点です。マネープランでいえば、毎月貯金すれば毎月使っていい予算が減るので避けるが、だからといって他に貯めるわけではない、というタイプです。
もしボーナスが3カ月分ずつ夏冬出るような場合は、夏と冬のボーナスからガッチリ貯めれば、毎月はサボってもお金を貯めることが可能です。ボーナスの半分を貯金できれば、1年間で年収の16%を貯めたことになるからです。貯められる人たちは毎月も貯め、ボーナスからも貯めるので追いつきませんが、それでもゼロよりはかなり追いつきます。やってみるといいでしょう。自動引き落としにして給料日か翌日に「自動的」に貯めてしまうのもいい方法です。意思を介在させないからこのタイプでも貯められます。
このタイプの人が借金を利用して「借りてから返す」の人生を基本にしてしまうと、永遠に返し終わらない借金とつきあうことになり大変危険です。夏休みの宿題を最後にあわててクリアすることは許されても、人生の最後にあわてて借金を返すことはできません。少しでも早く「貯める体質」に改善したいところです。
性格に合った貯め方を考えることこそマネーハック!
夏休みの宿題を子どものころどう対応していたか、をネタにしてお金の貯め方を考えてみました。自分の性格はなかなか変えにくいものです。しかし、自分の性格にあった貯め方を考えてみると、性格は買えなくてもうまくお金を貯められるヒントが見つかるかもしれません(特にぎりぎりで宿題をやっていたタイプ)。今回は3つのタイプを紹介しましたが、自分のタイプ以外のところも読んでみるといい発見になるかもしれませんね。
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