薬剤師/薬剤師とは

薬剤師のお仕事 公務員編(1)(2ページ目)

薬剤師の職場というと薬局、病院、ドラッグストアが中心ですが、私たちの生活を支える行政で公務員として働く者もいます。その業務内容は多岐にわたりますが、医療の現場以外で、薬剤師としての職能を発揮できる数少ない職場でもあります。

久保田 嘉郎

執筆者:久保田 嘉郎

薬剤師ガイド


●県立病院等の医療機関
自治体病院

自治体病院も薬剤師の職場の一つだが、現在は運営が独立行政法人に変わりつつある



高度な専門医療を担う自治体病院での勤務になります。一般の病院勤務の薬剤師同様、医師の処方せんに基づいた調剤や服薬指導を行います。薬剤師としての業務自体は通常の病院と大きく変わることはありません。

公立病院の薬剤師は、公務員試験の受験が必要な場合と不要な場合があります。一般に都道府県立の病院は、公務員試験の合格が求められ、市町村立の病院では直接採用のケースがあるようです。就職を希望する場合は、まず志望先の病院に確認してみましょう。

※現在は、自治体病院の多くが2004年の地方独立行政法人法施行を受け、地方独立行政法人へと移行しつつあります。これにより各種手続き、人事給与制度、速やかな予算執行ができる等のメリットがあるとされています。


●衛生研究所
衛生研究所undefined薬剤師

薬剤師の仕事として衛生研究所等で働く道もある



細菌やウイルスの検査及び、食中毒の検査研究を中心に食品、水、医薬品などについても同様の調査を行っています。これらの結果は地域の健康被害の防止や、危害を未然に防ぐための対策に役立てられています。

●消費生活支援センター 

苦情や事故の報告を受けた商品やサービスに対する相談や原因究明を行っています。
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