映画/口コミでおすすめの恋愛映画(邦画)

屋根の上の黄色いハンカチを確かめるために夕張へ!

日本映画を代表する映画のひとつで、この年の国内の主な映画賞を総なめにした作品。誤って殺人を犯してしまい服役していた男が出所後、ひょんな事から道連れになった男女の車で網走から妻の待つ夕張まで旅をするロードムービー。この作品は、結末が分かっていると思っていてもラストまで観る者をグイグイ引っ張っていきます。そして、何回観てもやっぱりラストでは泣いてしまいます。

投稿記事

何回観ても、やっぱりラストで泣いてしまう
『幸せの黄色いハンカチ』(1977年)

■監督・脚本
山田洋次
■製作
名島徹
■出演者
高倉健、武田鉄矢、桃井かおり、倍賞千恵子
■DVD発売元
松竹


日本映画を代表する映画のひとつで、この年の日本アカデミー賞、
キネマ旬報賞など,国内の主な映画賞を総なめにした作品です。

誤って殺人を犯してしまい服役していた男が出所後、
ひょんな事から道連れになった男女の車で
網走から妻の待つ夕張まで旅をするロードムービー。

高倉健演じる島勇作は網走刑務所を出所後、妻に宛てて
「もしまだ俺を待ってくれているなら、目印に屋根に
黄色いハンカチを結んで置いてくれ、
もし結んでなかった時は再びお前の前には姿を現さない」
と書いた葉書を送りました、
それを確かめるのが夕張に行く目的なのです。

そしてもう一つの物語の軸、行きがかり上行動を共にする、
勇作から見れば軽薄な若者、武田鉄矢演じる欣也と
桃井かおり演じる朱美、勇作と旅する間に人として
少しずつ成長していく姿が笑いと共に描かれます。
偶然、勇作の過去を知り、本当の目的を知った時には
勇作の思いを2人も共有します、
途中で躊躇する勇作の背中を2人が押し、叫びます、
「勇さん行こう、夕張へ!奥さんの ところへ!」
ここで3人の目的が初めて一つになり車は一路、夕張へと向かいます!

妻の役が賠償千恵子で、おまけに映画のポスターに
空に連なってはためく黄色いハンカチが写っているので
ラストがどうなるのかは容易に想像が付きますよね?
この作品は、結末が分かっていると思っていてもラストまで
観る者をグイグイ引っ張っていきます。
まさに一級のエンターティメント!

そして、何回観ても、やっぱりラストでは泣いてしまいます。

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