全編を通して笑い続けることができる作品
『男はつらいよ 寅次郎 夕焼け小焼け』

■監督
山田洋次
■主演
渥美清、太地喜和子、倍賞千恵子、宇野重吉
■DVD発売元
松竹ホームビデオ


男はつらいよシリーズの最高傑作といわれている第17弾「男はつらいよ 寅次郎 夕焼け小焼け」は全編を通して笑い続けることができる作品です。おすすめの理由は、寅さんと巨匠の老画家とのやりとり、マドンナである美人芸者のぼたん、最後のラストシーンです。

寅さんと巨匠の老画家とのやりとり

寅さんは酒場で知り合った胡散臭い老人(宇野重吉)と意気投合し、とらやに連れてきました。しかし、この老人は出された食事に色々と注文つけて、おばちゃんを困らせます。寅さんが注意すると、すっかり旅館だと思っていたらしく、お礼に一枚の紙に絵を描きます。

それを持って行けばお金になるということで、寅さんは半信半疑で店の主人に見せると高値で引き取ってくれました。この老人は、日本画壇の第一人者・池ノ内青観でした。

しばらくして静観と再会する寅さん。静観は役人に気乗りしない市内の案内をされていたようで寅さんにあって大喜び。その時の静観の笑顔が見ているこっちまで嬉しくなってくるほどです。寅さんと巨匠の静観では全然釣り合わないのですが、親しい友人に会ったかのように接してくれました。それから、静観と一緒に市の役人から接待を受けることになり、そこで美人芸者のぼたん(太地喜和子)と知り合いになります。

マドンナである美人芸者のぼたん

今作のマドンナは、寅さんと静観が役所の接待の時に芸者として知り合うことになったぼたんです。芸者、または女として魅力的なぼたんにすぐさま、寅さんは惹かれてしまいます。そして、寅さんはぼたんと所帯を持とうと訪ねていきます。驚くぼたんですが、まんざらではないようで、そのうち、とらやに訪ねてきます。もっとも、東京に来た理由はそれだけではないのですが、この時のとらや一家の反応が面白いです。特に妹、さくらの驚く表情が素敵です。

ぼたんは、前々作の「男はつらいよ 寅次郎 相合い傘」で知り合ったリリー(浅丘ルリ子)に並ぶマドンナです。

最後のラストシーン

今作のラストはいつもと少し趣向が異なります。最後のネタバレになるので控えますが、ラストはとても清々しい気分にさせてくれます。



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