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インディアンが受けた真実を描く「ソルジャーブルー」

舞台は1860年のアメリカの開拓地コロラド、自然と共にインディアンは毎日を懸命に生きていました。そんな中に、開拓をする為に銃を持った白人が入り込んで来て無抵抗のインディアン達を次から次へと殺戮していくのです。この映画は実に生々しく、本当に起こっていた現実を隠さずに描いています。アメリカの歴史を語る上で、絶対に忘れてはいけない原住民の姿と白人からの屈辱をしっかりと描き出した作品です。

投稿記事

先住民と開拓者の間に起こったアメリカの歴史

■作品名
ソルジャー・ブルー
■監督
ラルフ・ネルソン
■主演
キャンディス・パーゲン
■DVD発売元
ジェネオン エンタテインメント


舞台は1860年のアメリカの開拓地の中西部のコロラドという土地に、自然と共にインディアンは毎日を懸命に生きていました。そんな中に、開拓をする為に銃を持った白人が入り込んで来て無抵抗のインディアン達を次から次へと殺戮していくのです。


この映画では、一人の白人女性が登場します。この女性クレスタは旅の途中である部族に襲われてしまって、その族の酋長に慈悲を受けて生活をするようになりました。自由気ままな性格の人で、偏見や差別なども持たない素敵な女性でした。

婚約者の元へと戻る途中に白人の集団に襲撃をされてしまい、護衛のホーナスとクレスタしか生き残りませんでした。ホーナスは白人で、父親をインディアンに殺されています。インディアンへの恨みがあり、殺してやろうと思っていました。確かにここまで聞けば、インディアンはとても野蛮で残酷な生き物だと思います。でも、そのインディアンの方が、言われなき偏見と暴力の圧力に潰されそうになっていたのです。

この映画は実に生々しく、本当に起こっていた現実を隠さずに描いています。アメリカの歴史を語る上で、絶対に忘れてはいけない原住民の姿と白人からの屈辱をしっかりと描き出しています。女性も子供も、銃一つで次から次へと倒れていく無残な姿が、リアルに描かれていて殺戮の恐ろしさが襲ってきます。

本当に野蛮なのは、そのインディアンの土地を根こそぎ奪った白人の方だとホーナスも知り、その心を変えて味方だった白人へと勇ましく立ち向かっていきます。その姿が実に美しく、心動かされます。

 

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