壮大な物語性、魅力的なキャラクターにうならされる
「スター・ウォーズ」
■監督ジョージ・ルーカス
■主演
マーク・ハミル、 ハリソン・フォード
■DVD販売元
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
1977年にこの映画が公開された当時、わたしはまだ1歳でしたから、熱烈なフリークをいまでも作り続け、社会現象まで起こしたその衝撃を体験したことはありません。
初めて観たのはテレビの洋画劇場で、その後DVDのデジタル・リマスター版を観、SFXの面からみれば、当時としては最新であっても、模型にしか見えないデス・スターの映像や宇宙のシーンなど、現代のデジタル技術には遠くおよばず、粗をいくらでもみつけることができます。
その壮大な物語性、なによりその後の宇宙を舞台にしたSF映画のパイオニア的な作品であること、そして魅力的なキャラクターの数々は何度観てもうならされます。特にそれは、現代のデジタル技術をつぎ込んだエピソード1と比較したとき、鮮明になると思います。
エピソード1とそれにつづく2作は、スター・ウォーズフリークならばその物語がより深まるため嬉しいかもしれませんが、一般の、つまりわたしのような単なる映画好きからすれば、この第一作を含む3部作を超えるものではないなと思いました。
結局SFであろうと映画は技術ではなく、その物語で決まる。ということでしょうか。
ルーク・スカイウォーカーにレイア姫。ハン・ソロにジャバ・ザ・ハットにC-3POにR2-D2。もちろんオビワン・ケノービにダース・ベイダーも忘れてはいません。
もしまだご覧になっていない方おられましたら。天才ジョージ・ルーカスが生んだ偉大なるSFの金字塔で遊ぶ彼らに、会いに行ってみませんか。