ラスベガスを舞台にジェームズ・ボンドが大暴れ
『007 ダイヤモンドは永遠に』
■監督ガイ・ハミルトン
■主演
ショーン・コネリー チャールズ・グレイ ジル・セント・ジョン
■DVD/Blu-ray発売元
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドの活躍が見られる最後の作品が、007シリーズ7作目にあたる「007 ダイヤモンドは永遠に」です。おすすめの理由は、ひたすら格好良いショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンド。格闘シーン、カーチェイス、爆発といった派手なアクション物語です。
ショーン・コネリーの復帰作
現在、007シリーズは2008年の「慰めの報酬」までで全22作品です。ショーン・コネリーは1962年から1971年までに作成された007シリーズ初期7作品の内の6作品に出演しています。
この背景には、6作目の「女王陛下の007」でジェームズ・ボンドを演じたジョージ・レーゼンビーが不評だったことがあり、7作目の「007 ダイヤモンドは永遠に」には、ショーン・コネリーが復帰しました。
この作品でも、ショーン・コネリーは見事までにジェームズ・ボンドという役そのものを体現させたといえます。その後の作品でボンドを演じるロジャー・ムーアも素晴らしい俳優ですが、ショーン・コネリーのジェームズ・ボンドには適わないのではないかと個人的に思っています。
格闘シーン、カーチェイス、爆発といった派手なアクション物語
007のジェームズ・ボンドは唯一の「殺しのライセンス」という、任務遂行中は自分の一存で容疑者を殺めても不問にされるというとんでもないもの権利があります。ただ、この作品はスパイアクションなので、基本的には諜報活動がテーマです。しかし、この頃の映画のお約束なのか、カーチェイス、爆発シーン、格闘シーンなども豊富に含まれています。なので、初めて007シリーズの映画を見てこれのどこが諜報活動だと思う人もいるのではないでしょうか。
ダイヤモンドは永遠にでは、ダイヤ密輸する国際組織に潜入します。そこでの連絡員から犯罪組織スペクターがダイヤを使用した人工衛星で、ワシントンDCの爆破する計画があることを知らされます。ラスベガスを舞台にジェームズ・ボンドが大暴れします。