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アクション映画に革命を「フレンチ・コネクション」 

フランスとアメリカを結ぶ麻薬密売ルート“フレンチ・コネクション”をめぐって犯罪組織と刑事がハードなアクションを繰り広げます。この映画の特筆すべきところは、アクション映画に2つの革命をもたらした点にあります。一つ目は、従来型の正義の味方やヒーローではない型破りな刑事像を構築したこと。もう一つは、カーチェイスシーンが与えた衝撃の強さでしょう。

投稿記事

アカデミー賞主演男優賞、編集賞を受賞

■作品名
『フレンチ・コネクション』(71)
■監督
ウィリアム・フリードキン
■主演
ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー
■DVD/Blu-ray発売元
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

フランスとアメリカを結ぶ麻薬密売ルート“フレンチ・コネクション”をめぐって犯罪組織と刑事がハードなアクションを繰り広げます。

この映画の特筆すべきところは、アクション映画に2つの革命をもたらした点にあります。

一つ目は、むくつけき中年俳優のジーン・ハックマンが、犯罪者を追うためには手段を選ばぬ“ポパイ”ことジミー・ドイル刑事に扮し、従来型の正義の味方やヒーローではない型破りな刑事像を構築したことです。

ハックマンはこの映画でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、映画スターは美男と美女という定説をくつがえしたのです。

もう一つは、犯罪者を乗せて暴走する列車をポパイが高架下から車で追い掛けるカーチェイスシーンが与えた衝撃の強さでしょう。
このシーンは、現在もアクション映画のカット割りや編集の手本とされます。
アカデミー賞では編集賞を受賞しました。

『エクソシスト』(73)などで大げさな演出を得意としたフリードキン監督ですが、この映画では、寒風の中でピザを食べながら高級料理店で食事をする悪党を見張る刑事といった細かい描写にも冴えを見せます。

ポパイ刑事のキャラクターの魅力に加え、暗闇に銃声が響くだけのラストシーンの謎もあり、75年に続編が作られています。

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