地元の素材を生かした地産地消のそば作り 羽根屋
江戸時代創業。大正天皇はじめ皇室に献上されたお蕎麦だそうで、その品質と伝統を今に伝えるそばだそうです。ネットの口コミで有名なところより、地元の方に聞いたお店に行こうと思ったのですが、地元の方もここなら確実と教えてくださいました。出雲周辺に3箇所あったと思いますが、私は本店に伺いました。狭い昔の表通りにあり、向かい側に間口の狭い駐車場がありました。昼前に行ったのですぐに入れましたが、お昼になるとどんどんお客さんがこられて、あっという間に万席になりました。
お勧めは、出雲独特の「割子」そばです。割子という器に入った冷たいお蕎麦で、3段になっています。普通の割子と三色割子があり、三色のほうは「山菜」「とろろ」「大根おろしと天かす」が載っています。
もうひとつのお勧めは、この地方独特の「釜上げそば」です。どこが独特かというと、鉢に蕎麦とそば湯が入っており、それを取り上げてつけ汁でいただくのではなく、鉢にダシと薬味をかけて、そのまままるごといただくのです。
食感は、どうしても冷たい割子蕎麦に軍配があがりますが、珍しさもあり釜あげそばもおいしくいただきました。本店では確認しませんでしたが、「伝承館」店では生麺のお持ち帰りもできました。
■献上そば 羽根屋(本店)
住所:島根県出雲市今市町本町549
料金:三色割子そば(3段)840円、1段追加220円。釜あげそば630円
営業時間:11時~15時、17時~20時
公式HP:http://kenjosoba-haneya.com/
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