どんな遊び場所でも起きうる子どもの怪我

子どもはどこでも遊び場にしてしまうもの。場所によって、怪我の種類や危険性が変わってきます。

走り回って遊んでいる時は、転倒や擦りむきなどの怪我。公園の遊具で遊んでいる時は転落による怪我や頭部外傷。野山で遊んでいる場合は木の枝での刺し傷など……。時には動物に咬まれたり、虫に刺されたり、元気に遊ぶ子どもの周りには危険が潜んでいます。

とは言え、怪我を恐れて家に閉じこもっていると日光不足によるビタミンD不足などの心配もあります。できれば、安全に配慮して外遊びの時間もしっかりと持たせたいものです。

ここでは、子どもに多い頭部外傷や打撲、手足の切り傷・擦り傷の手当てについて解説します。骨折については「子どもの骨折の原因・症状・対処法」を参考にしてください。

子どもの頭の怪我……頭部外傷・頭部打撲

CT

短時間で頭部を検査できますが、放射線被ばくがあります。

大人と違い、子供は年齢が小さいほど、体に占める頭の比重が大きいです。そのためどうしても重心が高くなり、転びやすいのです。

頭部の怪我である頭部外傷にはいくつか気をつけるべき点がありますが、特に「頭部打撲」は注意が必要です。泣いても意識がしっかりしていて、足取りなどにも問題がなければ、大丈夫なケースがほとんど。しかし、場合によっては救急受診をする必要があります。

頭部打撲時、下記で一つでも当てはまるものがある場合は、脳神経外科などの医療機関を救急受診しましょう。
  • けいれんがある
  • 頻回に嘔吐する
  • 意識がない、皮膚をつねっても目を開けない、呼びかけても返事が無い
  • 手足に麻痺がある
  • 頭痛を訴える。乳幼児の場合は、泣きやまない、機嫌が悪い、ミルクの飲みが悪い、視線が合わないなどの症状がある
  • 大人の場合は、記憶の不鮮明、打撲当時の状況が解らない、耳鳴り、めまい

また、頭部打撲してから1カ月以上してからも、以下のような傾向が見られる場合も受診をした方が安心です。
  • 記憶が乏しい、物忘れがひどいように見える
  • 今まで歩けていたのに歩けなくなった
  • ボーとしていることが多い
これらの症状がある場合、徐々に頭蓋内出血している可能性もあります。

次のページでは主に皮膚の怪我について説明します。