1年半かけて巡り会った駅近マンションは、最高！(2ページ目)

選択肢は中古マンションに拡大

最初の個別相談の際、候補にあがっていたマンションがありました。利便性も保育園・幼稚園の条件も良さそう、近くに大きな公園があって住環境も言うことなし。ただ、価格が高い。そして、竣工した現場を見に行くと、検討中の住戸のバルコニーが隣接建物と接近していることが判明。防犯上の問題があるのではないかと思い尋ねると、パネルを立てるから、という担当者からの回答。残住戸が少なく、選択肢がないなかでT夫さんは決断に迫られます。

一緒にプランニングした資金計画は、ギリギリ。そこまでのお金を投入して、防犯面での懸念があるマンションを購入するのか、T夫さんの決断はNOでした。価格の問題と、実際に見ることの重要性を体験し、二人のマンション選びの選択肢は、中古住宅に広がっていきました。

希望条件にぴったりのマンションとの出会い

中古マンションの方が、情報収集が楽だったとT夫さんはおっしゃいます。「自分で情報収集しなければならない新築と違って、中古マンションは仲介会社に条件を伝えておけば、該当するものを知らせてくれます。届いたマンション情報を選んで連絡し、見学にいくだけ。とても楽で、仕事や子どものことで忙しくても、マンション選びでイライラせずに済みました」とのこと。マンション選びに時間がかかる場合は、途中で仕事やプライベートが忙しくなり、マンション購入の意欲が薄れ、気持ちが下がって一時的に中断しているケースがほとんどです。T夫さんがおっしゃるように、業者に頼んでおけば、自分の条件にあったマンション情報が届くのは、なるほど楽チンかもしれません。

そしてついに、Tさん夫婦は、希望条件にぴったりのマンションと出会いました。現在の住まいに近いこともあり、生活環境が変わらなくてすむことも安心材料です。しかも利便性は今よりも好条件に。中古マンションのため、二人の収入であれば、貯蓄しながら住宅ローン返済ができそうです。キッチンが広く使い勝手がよくなるため「やっと、お料理ができそう。外食費を減らして家計支出を減らしたい」とはT子さんの弁。新しい住まいって、家族にパワーをもたらします。

ライフプランに変化に対応できるマンションを

Tさんご夫婦の場合、マンション選びの途中に家族が増え、住まいに対する希望条件や優先順位に変化が起こりました。このことは、住み始めてからもおこること。ライフスタイルは変わります。完璧な予測はできませんが、自分がどうしたいのか、どのような可能性があるのか、など。あなたもぜひ、今の自分と将来の自分、今のお金と将来のお金と向き合って、長く付き合えるマンションを選んでください。