ショールームでのポイント
次に、ショールームに行ったときの注意点としては、見るだけでなく、できるだけ体験してほしいということです。みなさん分かっているようで、実際に浴槽に入ったり、蛇口をひねってみたりすると何かを感じます。そこが大事なのです。蛇口の高さや、扱いかた、ご家族みなさんが使いやすいかどうかも考えましょう。そして腰掛けて半身浴出来るタイプかそうでないタイプか。また濃い落ち着いた色か、明るい色か。 浴槽に出入りするときに、手すりも使ってみましょう。今は健常者でも、数十年後のことや、例えば腰痛をわずらった時のことなども考え、デザインのみならず総合的に考えることをお勧めします。 また一番勘違いしやすいのが、浴室内の大きさです。実際のショールームではこのように一面が開放されています。
どうしても開放されているので、広く見えてしまいます。いままでお使いのお風呂と同じ大きさの場合でも、広く見えるのです。そこで、実際に洗い場に座ったり、浴槽に入って体験した時に、壁があると思いこみましょう。そうすると頭の中で壁がモンタージュ写真となって現れ、実際の大きさを感じることができます。
また各社の最新の技術なども、下の図のように特別展示されていますので、それも見ておくと良いでしょう。
他にはオプションのパーツも取りそろえているので、是非提案してもらいましょう。特に選ばれやすいのがシャワーヘッドです。打たせ湯的な効果や、節水を狙った商品などもあります。もちろん金額が上がるケースが多いので、実際に追加になる金額も確かめて賢く選びましょう。
ショールーム視察後の進め方
最後の判断は、各社から見積りや図面資料が数日後に届きますので、ショールームでのことを思い出しつつ、設計者の総合的なアドバイスも受けながら、各社を比較検討し、気持ちのいい長くつきあえるお風呂を選びましょう!取材協力:LIXIL