浴室/システムバス・浴槽の基礎知識

気持ちいいお風呂を造るために システムバス編(2ページ目)

住宅を造る時に、お風呂にこだわる方は多いと思います。気持ちいいお風呂にするためには、どうしたらいいか。システムバスにおいても、オーダーで造るお風呂にも自分好みのお風呂にするためのノウハウがありますので、ここではシステムバスの場合をお伝えいたします。

原田 正史

執筆者:原田 正史

思いやりの家づくりガイド


ショールームでのポイント

次に、ショールームに行ったときの注意点としては、見るだけでなく、できるだけ体験してほしいということです。みなさん分かっているようで、実際に浴槽に入ったり、蛇口をひねってみたりすると何かを感じます。そこが大事なのです。
使い勝手をチェック

使い勝手をチェック

使い勝手をチェック

使い勝手をチェック

蛇口の高さや、扱いかた、ご家族みなさんが使いやすいかどうかも考えましょう。そして腰掛けて半身浴出来るタイプかそうでないタイプか。また濃い落ち着いた色か、明るい色か。 浴槽に出入りするときに、手すりも使ってみましょう。今は健常者でも、数十年後のことや、例えば腰痛をわずらった時のことなども考え、デザインのみならず総合的に考えることをお勧めします。
黒い腰掛け浴槽

黒い腰掛け浴槽

白い浴槽に木目の壁

白い浴槽に木目の壁

また一番勘違いしやすいのが、浴室内の大きさです。実際のショールームではこのように一面が開放されています。
壁の無い展示用ユニットバス

壁の無い展示用ユニットバス

どうしても開放されているので、広く見えてしまいます。いままでお使いのお風呂と同じ大きさの場合でも、広く見えるのです。そこで、実際に洗い場に座ったり、浴槽に入って体験した時に、壁があると思いこみましょう。そうすると頭の中で壁がモンタージュ写真となって現れ、実際の大きさを感じることができます。

また各社の最新の技術なども、下の図のように特別展示されていますので、それも見ておくと良いでしょう。
メリット売り込み展示

メリット売り込み展示


他にはオプションのパーツも取りそろえているので、是非提案してもらいましょう。特に選ばれやすいのがシャワーヘッドです。打たせ湯的な効果や、節水を狙った商品などもあります。もちろん金額が上がるケースが多いので、実際に追加になる金額も確かめて賢く選びましょう。

ショールーム視察後の進め方

最後の判断は、各社から見積りや図面資料が数日後に届きますので、ショールームでのことを思い出しつつ、設計者の総合的なアドバイスも受けながら、各社を比較検討し、気持ちのいい長くつきあえるお風呂を選びましょう!

取材協力:LIXIL

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