中古住宅購入リフォームの注意点
理想の住まいを手に入れるには、いくつかの条件がある
中古住宅を購入、リフォームして理想の住まいを作る方法が人気です。
大胆な間取り変更も可能ですし、使える部分は残し、気にいらない部分だけ変えられるのもリフォームのいいところです。
しかしこれも条件が揃ってこそできること。今回は実際に中古住宅購入リフォームで失敗してしまった事例と注意点をご紹介しますので、しっかりチェックしておきましょう。ご紹介するのは、想像以上に費用かさんでしまったケース、希望の間取りへと変更ができなかったケースです。
中古住宅購入リフォームの注意点
築18年木造一戸建て:構造部分の補修で費用が掛かり過ぎたケース
ドアや壁紙がキレイ”!というような表面の美しさに捉われると大事なものを見逃してしまうことも。
よく調べてみると、湿気の多い土地で、浴室・洗面所周辺の土台や柱、窓台、玄関ドアの枠などが腐食し、シロアリの被害にもあっていることがわかりました。
スレート屋根も塗装したてだったので一見キレイに見えましたが、実際は中に水が入っていて、屋根下地が腐食していました。
結局、構造部分の補修、屋根の葺き替え、屋根下地の交換で、500万円を超える費用が掛かってしまい、キッチンのリフォームはグレードを落として機器の交換をするのみに留まりました。
中古住宅購入リフォームの注意点
表面の美しさに捉われると、大事なことを見逃してしまう
築15年を超えたら、水まわりのリフォームの時期はすぐにやってきますので、その分の費用も見ておきましょう。
家はシロアリ防除は5年おき、外壁塗装は10年おきと言ったように、適当な時期にメンテナンスを行なっていないと劣化が進み、寿命が短くなってしまうことがあります。
そうならないためにも、今までのリフォームの履歴をできるだけ詳しく聞きましょう。また不動産屋さんに許可を得て、購入前にリフォーム業者と一緒に家を見に行く機会を設けるのもいいでしょう。特に床下と屋根は費用がかさみやすいので、シッカリチェックしておきましょう。
一見キレイに見えても、中が腐っていれば大きな費用が掛かり、理想の住まい作りから一歩遠ざかってしまいます。表面の工事なら後からいつでもできる事を忘れずに。また築15年を超えていたら、水まわりのリフォームの時期はすぐにやってきますので、その分の費用も見ておきましょう。
次のページでも、中古住宅購入リフォームの注意点!プランや構造により希望の間取りにならないケース、リフォームが制限されるケースをご紹介します。