11型でもキーピッチは17mmを確保
11型クラスとしては広めのキーピッチ。初めてでもスムーズにタイピングできた。
VAIO Proでは、従来モデルと同様のアイソレーションキーボードを採用しています。11型クラスはキーピッチ約17mm、キーストロークは1.4mmです。実際にタイピングして見ると、打鍵感は強め。キーの戻しが強いため、ストロークは実際よりも深く感じました。キーボード部のたわみはそれほど気になりませんでした。
13型はメインユースとしても余裕で使えるフルサイズキーボードを採用。ともにキーボードバックライトも装備している。
フルサイズのキーピッチを確保した13型はもちろん、11型も変形キーなどがなく、スムーズにタイピングできます。また、タッチパッドも広くポインター操作や複数の指先でのジェスチャー操作も違和感なくできました。
VGAや有線LAN端子はなくなった
ビジネスユースでVAIO Proを選ぶ場合に注意したいのが、インターフェイスです。前Ultrabookである「VAIO Tシリーズ」までは搭載されていたVGA端子や有線LAN端子が、VAIO Proシリーズでは搭載されなくなりました。インターフェイス類は本体右側面に装備している。
ただし、その代わりに、VAIO Proでは付属のACアダプターにUSB端子を装備。スマートフォンなどの充電が可能です。また、オプションでACアダプターのUSB端子に接続できるモバイルWi-Fiルーターを用意。ホテルなどの有線LANケーブルを接続することで、Wi-Fi環境を作ることができます。また、VGA端子はHDMI-VGAケーブルがオプションで用意されています。
圧倒的な軽さとスタミナを備えた最強のUltrabook候補
VAIO Pro13/11は、それぞれ同クラスのUtlrabookと比べても、軽さとスタミナに優れた非常に優秀なUltrabookだと言えます。特にスタミナ面では、第四世代Coreプロセッサ搭載ノートの中でもダントツの性能を搭載しており、モバイル性を重視するなら、決して見逃せないモデルだといえます。同じソニーのVAIO Duo 13が公称値約18時間というさらなるスタミナを備えていますが、VAIO Pro 13/11は本体底面にシートバッテリーの装着が可能。これを取り付ければ、11型で約23時間、13型では約26時間駆動とさらなるスタミナを持ち歩くことが可能。最長駆動時間を実現できます。メインユースで使うなら13型が、モバイル用のサブPCとして使うなら11型がおすすめ
メインユースのPCとして見た場合、ストレージ容量が128GBしかないのが気になりますが、直販ストアで購入できるVAIOオーナーメードモデルなら、512GBのハイスピードSSDが選択できます。夏モデルのUltrabookを毎日持ち歩きたいなら、VAIO Pro13/11がベストバイと言えそうです。