ETF/東証に上場するETF(上場投資信託)の特徴

「iシェアーズ フロンティア株ETF」を徹底解剖!(3ページ目)

2013年7月17日に、ETF運用残高で世界最大手である「iシェアーズ」のETFが3銘柄、東証に上場しました。そのなかでも、国内ETFでは初となる「MSCIフロンティア・マーケット100指数」を投資対象とする「iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)」に注目し、徹底解剖してみました。

大山 弘子

執筆者:大山 弘子

新興国投資・ETFガイド

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値動きのブレ幅は大きめ

表2と表3は、「iシェアーズ エマージング株ETF(MSCIエマージングIMI)」が投資対象とするMSCIエマージング・マーケット指数と、「iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)」の投資対象である「MSCIフロンティア・マーケット100指数」、同指数の親とも言える「MSCIフロンティア・マーケット指数」の暦年リターンと累積リターンを比較したものです。
フロンティア市場は値動きが大きくなる傾向がある

フロンティア市場は値動きが大きくなる傾向がある

フロンティア市場とエマージング市場とでは値動きの幅が異なる

フロンティア市場とエマージング市場とでは値動きの幅が異なる


フロンティア市場に投資する2つの指数の値動きはほぼ同じです。ですが、エマージング市場とフロンティア市場とを比べると、後者はエマージング(新興国)と呼ばれる国々よりもさらに発展途上な国々に投資していることもあり、値動きの幅もエマージング市場よりも大きくなる傾向があります。

成長期待もあるけれど、まだまだ株式市場規模の小さい国が中心なので、多くの投資家が注目している時に買ってしまうと、高値づかみをする恐れもあると言えるでしょう。投資する際は、経済環境や株式市場の動向などをチェッする必要がありそうです。

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