預入時より円安になると利益が出る
預入時よりも円安になればメリットがある外貨預金
日本円を外貨に換えて普通預金や定期預金に預け入れるのが外貨預金です。都市銀行、地方銀行、ネット銀行など、多くの銀行で取り扱っています。金利が付くのは円預金と同じ。さらに、預入時より円安になれば、外貨から円に戻す際に為替差益が得られます。逆に円高になれば、円に戻すと為替差損により元本割れのリスクがあります。
外貨預金をするかどうか判断するポイントは、今後、円安が進むと予想するかどうか、です。取り扱う外貨は銀行により異なりますが、米ドル、ユーロ、オーストラリアドルなどが代表的です。銀行によっては中国の人民元やメキシコペソ、ブラジルレアルなども扱っています。
必ず確認したい為替手数料
外貨預金は、円から外貨へ、外貨から円に両替する際に為替手数料がかかります。外貨預金の手数料は、手数料と明記して上乗せされるのではなく、両替の際の為替レートに含まれています。為替手数料はもちろん安いに越したことはありません。ネット銀行のほうが安い傾向にありますが、最近は都市銀行や地方銀行でも、インターネット取引の場合は為替手数料を窓口より安く設定しているところが増えています。
代表的な都市銀行である三菱東京UFJ銀行(窓口・インターネット)と、インターネット専業のソニー銀行の為替手数料は次の通りです。
■外貨預金の為替手数料
為替手数料は、外貨預金をする際には必ず確認したい項目です。銀行により異なり、また期間限定のキャンペーンなどで割引されていることもあります。
さて、外貨預金の金利はどれくらいなのでしょうか?次ページで外貨預金の金利の水準を紹介します。