オーダーキッチンで夢を叶えるリフォーム
キッチンは暮らしの中心になるもの。機能はもちろんデザインにもこだわってリフォームしたいものです。下の写真は、L字型のオーダーキッチンで、扉は床とおそろいの無垢のパイン材で作られています。木の香りただよう、ナチュラル派にはたまらないデザインです。扉は厚みは21ミリの無垢板で制作。フローリングとお揃い。カウンターは白いタイルと大理石のコンビネーション(水谷建設)
カウンターは白いタイルと大理石のコンビネーション仕上げ。コンロとシンク回りは白いタイル張りにしてナチュラル感を演出し、シンク右側の広い部分ではパンやお菓子をこねやすいように大理石張りになっています。このようにオーダーキッチンでリフォームすれば、自分の好みと使い勝手にあわせ、細かい部分までこだわった理想のキッチン作りができます。
お揃いの引き出し式食器棚で収納力もアップ
このキッチンの背の部分には、キッチンとおそろいで制作された食器棚が設置されています。扉はもちろん無垢のパイン材で、カウンターは白いタイル張りになっているので、熱いものでも直置きできます。オーダーキッチンとおそろいの食器棚。引き出し式なので収納力もばつぐん(水谷建設)
今やキッチン収納の主流となっているのが引き出し式タイプの収納庫です。この食器棚もカウンター下は全て引き出しになっていて、収納力はばつぐん。上の薄い引き出しは、フォークやスプーンなどのカトラリーはもちろん、細かい雑貨やクロスなどの布製品を収納するのにも便利です。
ダイニングより広い!人が集まるキッチンにリフォーム
ひと昔前のキッチンは独立性が高く、作る人と食べる人は別々の空間でした。しかし現在では生活スタイルが変わり、作りながら食べる、食べながら作るといったような生活スタイルが当たり前の時代になっています。でもまだまだ狭い日本のキッチン。そこでキッチンをもっと広げるリフォームをして、人が集まる楽しいキッチンにしましょう。ラウンド型カウンターは配膳だけでなく軽食をとったり、子どもの宿題ペースとしても活躍する(スウェーデンハウス)
上の写真のキッチンの広さは約7畳。ダイニングが約6畳ですので、なんとダイニングよりキッチンのほうが広いプランです。これだけあれば、キッチンの中ですれ違うのもらくらく。家族で料理を楽しんだり、友人を招いてホームパーティを開いたりする時も、ゆったりと料理や食事ができます。
キッチンのカウンターは御影石で、大きく張り出したラウンド型のカウンターは料理の際の作業スペースとしてはもちろん、家族が軽食をとったり、子どもたちが宿題をするスペースとしても大活躍。まさに家族みんなが集まってくるキッチンになります。
キッチンに居る間が楽しい時間になるように
キッチンのリフォームをする時は、機能ばかりではなく、部屋としての快適性にも配慮が必要です。例えば寒い冬の朝にキッチンに立つのは辛いものです。でも床暖房があれば、早朝のお弁当作りもラクになります。また暑い夏の日も快適に料理ができるよう、エアコンの設置や風通しにも気を配ってリフォームをしましょう。シンクの前にはながめのいい小窓。キッチンから見える光景をよく考えてプランを(スウェーデンハウス)
そしてもうひとつ。キッチンに居る時間が楽しくなる工夫をしましょう。上の写真のキッチンのシンク前には小窓が取り付けられていて、窓の外には庭木を植えてあります。
キッチンのリフォームプランを立てる際、ダイニングやリビングからキッチンがどう見えるかについてはよく検討されているのですが、逆にキッチンから何が見えるかについてはあまり考えていないケースを見掛けます。キッチンに居る時間は想像以上に長いものです。シンクの前に立った時に見える風景をしっかり考えておくと、キッチンにいる時間がもっと楽しく幸せなものになります。
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