住宅リフォーム/リフォームの間取り・プラン [ライフスタイル別]

二世帯住宅リフォーム 3プラン徹底比較(2ページ目)

二世帯住宅へのリフォームはプランによって、費用と快適度が大きく変わります。左右分離-縦割り、上下分離-横割り、混合スタイルの3つの家の分け方を徹底比較。メリット・デメリット、二世帯リフォームならではの注意点をご紹介します。

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド


上下分離-横割りプランの二世帯リフォーム

横割り二世帯

赤:親世帯  青:子世帯 1Fと2Fで分かれる二世帯

上下分離-横割りプランは家を横方向に分割リフォーム、二世帯が1階と2階に分かれて暮らすスタイルです。階段の昇降を考え、1Fに親世帯、2Fに子世帯が住むのが原則です。

注意しておきたいのが、上下の音の問題です。特に水まわりの音は響きやすいので、2Fの浴室やトイレが1Fの寝室の上にならないよう注意するなど、上下階を平行してプランを立てていきましょう。

 

上下分離-横割りプランのメリットは費用の調整がしやすい

横割りプランのメリットは、リフォームで作りやすく、縦割りプランに比べ費用が安く済むところです。元の形を生かして、玄関や階段を既存のまま使えば更に節約できます。予算にあわせた計画を立てることができ、費用の調整がしやすいので、二世帯リフォームで人気の間取りです。

上下分離-横割りプランのデメリットは音と振動、臭い

横割りプランのデメリットは、上下階の生活音や振動によるトラブルが発生しやすいことです。特に古い木造では防音対策リフォームを忘れずに行っておきましょう。また1階の生活臭が2階へ流れやすいので、換気設備の見直しもしておきましょう。

横割りプランの二世帯リフォーム成功の秘訣は!

面積の関係や、出入りの時間帯の問題で、1階を子世帯、2階を親世帯にしたいというケースもままあります。そうなると問題は、親世帯の昇降対策です。ホームエレベーターというと、かなりハードルが高いイメージがありますが、最近は小型のホームエレベーターが登場、以前に比べてリフォームでも設置がしやすくなっています。柔軟な発想でプランを立てていきましょう。

2Fを親世帯にしたい場合は、ホームエレベーターを設置するなどシッカリとした昇降対策をすれば安心

2Fを親世帯にしたい場合は、ホームエレベーターを設置するなどシッカリとした昇降対策をすれば安心


次のページは、安くても要注意な混合スタイルの二世帯リフォームをご紹介します。
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