夏=チョコレートのオフシーズン、なんて思っている方がまだまだ多いかもしれません。でも、実は夏ならではのチョコレートの楽しみ方があります。チョコレートファンは、夏も変わることなく、チョコレートを楽しんでいます。

実際のところ私は「夏の方が心地よくチョコレートを楽しめる」と感じているほど。夏こそゆっくり、落ち着いてチョコレートを味わえています。夏ならではの「アイテム」「スタイル」があるので、「夏チョコ」タイムが大好きです。

今回は、ショコラコーディネーター、チョコレートジャーナリストとして365日、チョコレートに関わる私・市川歩美が、夏のチョコレートの楽しみ方についてお話します。

<目次>

 

夏限定、冷やしておいしいチョコやチョコのアイスクリームを楽しむ 

「夏チョコ」の楽しみ方はいろいろ。わかりやすいのは、夏ならではの、ひんやり冷たいチョコレートのスタイル、です。たとえば

など。
夏はチョコレート専門店やチョコレートを売るお店で、ショーケースやメニューをよく見てみてください。「夏限定」チョコレートが見つかるはずです。今、各ブランドがこぞって、夏においしく味わえるチョコレートを提案しているのです。

「冷蔵庫で冷やして食べると、よりおいしい」チョコレートの提案が、高級店からカジュアルチョコまでいろいろあります。チョコレートのパリッ、カリッ、とした食感は、冷やすことで一層際立ちます。温度が変わると、チョコレートは全く別の表情を見せてくれるのです。

チョコレートのアイスクリームも進化しています。

近年は、カカオの産地にこだわり、カカオの風味をしっかりと出したアイスクリームが増えました。アイスクリームやジェラート専門店にも、カカオのパーセンテージや産地を表記したものがあり、素材としてのカカオ、チョコレートへのこだわりを感じます。

また、カップアイスやアイスチョコレートバーの新作も、毎年夏に続々と新登場します。今は、身近なコンビニエンスストアで、いつでもチェックできますね。

 

チョコレートパフェを楽しむ

そして、チョコ界の花形デザート「チョコレートパフェ」も大人気です。チョコレート専門店の中には、定番チョコパフェ以外に、夏限定で、最新チョコパフェを販売するブランドもあるので、公式サイトや店頭をチェックしてみましょう。

夏のチョコレートにぴったり。パスカル・ル・ガックの新作パフェ

 

「パルフェ フルーリー ショコラ」パスカル・ル・ガック

「パルフェ フルーリー ショコラ」パスカル・ル・ガック


2019年に新登場して、春夏秋、限定メニューとなっている話題のパフェは、「パスカル・ル・ガック」のチョコレートパフェです。「美しすぎるチョコパフェ」「花ひらくパフェ」などと呼ばれる、新スタイルのチョコレートパフェ です。

花のようなチョコレートが芸術的、すべてのパーツがチョコレート、カカオに関わっています。洗練された新しいスタイルのチョコレートパフェです

年々進化するチョコレートパフェ の情報は、ぜひ、「チョコレートパフェ厳選」記事(テキスト 市川歩美)をご覧ください。

他にも、チョコレートプリンも大好きですし、和テイストのひんやりチョコ(チョコ風味のわらび餅など)を出しているショップもあります。アンテナをたててみましょう。
 

チョコレートのソフトクリームを楽しむ

チョコレートパフェと並んで、日本ならではの盛り上がりを見せているのが、チョコレートのソフトクリームです。
カカオ豆の段階から手がけるチョコレートソフトクリームも人気

カカオ豆の段階から手がけるチョコレートソフトクリームも人気


ぜひ、この記事を読んでください!→ 「チョコレートのソフトクリーム厳選」記事(テキスト 市川歩美)

数年間、毎年この記事をリニューアルしていますが、東京のチョコレート専門店、という括りにしているものの、年々ブランドが増え、書ききれないほどになってしまいました。毎年、増えています。
クラフトチョコレートワークスにて

クラフトチョコレートワークスにて

近年は、カカオの風味が生きたソフトクリームに注目が集まっています。

カカオ豆からチョコレートを一貫して手がける、小規模のビーントゥバーチョコレート専門店(クラフトチョコレート店ともいわれます)のソフトクリーム、またフランス料理界の巨匠、アラン・デュカスが手がける「ル・ショコラ・アラン・デュカス」のソフトクリームなども登場。

自家製チョコレートを使ったソフトクリームは、非常にカカオの風味が良く、カカオの産地、カカオのパーセンテージが表記されています。タブレット(板チョコレート)で食べるよりも、夏はソフトクリームで、カカオの個性に親しめる、という方も多いかもしれません。

チョコレート、ミックス、バニラ、など3種類揃えているお店も多数。価格がリーズナブルなので、色々なお店を回ってみましょう。

冷たいドリンクで、チョコレートを楽しむ

冬は、ほかほかのショコラショー(ホットチョコレートドリンク)をオーダーする方が多いと思いますが、夏はショコラグラッセ(アイスチョコレートドリンク)をおすすめします。

同じチョコレートを使ったドリンクでも、ホットとアイスでは、香りの立ち方もテクスチャーも異なります。試しに両方ためして比べると、その違いに驚くはずです。

またチョコレート店で人気が続いているのが「フローズンチョコレートドリンク」。ゴディバのショコリキサー はおなじみですね。高級ブランドでも数百円で、手頃なフローズンチョコレートドリンクを提供していることがあるので、初めてお店に入るきっかけにもなります。
 
ゴディバのショコリキサーは季節ごとに色々なフレーバーが登場

ゴディバのショコリキサーは季節ごとに色々なフレーバーが登場

お店の前に立ててあるボードなどからも、夏ならではの新フレーバーや、限定アイテムを見つけることができます。チェックしましょう。

冷たいチョコレートドリンクを、ごくんといただく美味しさ。暑い夏には最高です。夏だからこそ、冷たいチョコレートドリンクがおいしく感じられます。
 

チョコレートとシャンパンのマリアージュにチャレンジ

夏はチョコレートにあわせる飲み物を、冷たいものにするのもよいです。「ちょっと今日は贅沢してもいいかな?」なんて日は、シャンパンとマリアージュしてみても。
シャンパン

しゅわっとした泡が、夏気分

チョコレート専門店で、カフェスペースのあるお店には、シャンパンがメニューになっていることが結構あります。有名チョコレートブランドのカフェなら、チョコレートのマリアージュ、ペアリングを提案しています。どのドリンクと、どのチョコレートがあうか、をメニュー上で提案してくれていることも多いです。

たとえば銀座三越地下2Fにあるドゥバイヨル のカウンターでは、シャンパンをはじめ、いろいろなドリンクがあり、すべてのドリンクに、スタッフが合うボンボンショコラを提案してくれます。ジャン=ポール・エヴァンにも、そしてラ・メゾン・デュ・ショコラにもグラスシャンパーニュがあり、マリアージュするショコラを教えてくれます。
ショコラとマリアージュ

気軽にカウンターでシャンパンとショコラを(ドゥバイヨル )

自宅では、シャンパンでなくても、手頃なプライスのスパークリングワインで十分。チョコレートを色々用意して、どれが合うのかな?と、あれこれ試すのも面白いものです。

<ワインの選び方のヒント>
やや甘さのあるシャンパンかスパークリングワインだとチョコレートと合わせやすいです。フルーツガナッシュのマカロンや、シュガーコーティングされたドライフルーツのピールなどがマリアージュしやすいはず。

<お酒が飲めない方は>
ペリエのような炭酸水で口の中をひんやり、さっぱりとさせてからチョコレートをいただくと、次のチョコレートの一口が、すっきり、美味しく感じられます。暑い夏の日は特に。夏は少しチョコレートが重く感じるというデメリットをしゅわっとした炭酸が助けてくれるのです。

夏のチョコレートの楽しみ方、少しヒントになりましたか?

暑い日に、クーラーの効いたチョコレート店のサロンでひんやり、ゆっくり。ショッピング途中に、冷たいチョコレートドリンクでひといき。暑い日はご自宅で、冷蔵庫に入れたガトーショコラを、いただくのもよいですね。リラックスできるチョコレートとの向き合い方が、夏は見つかりやすいと思います。

実はまだまだ私には、私だけの夏のチョコレートの楽しみ方がいくつもあります。みなさんもぜひ、ご自分だけの夏のチョコレートの楽しみ方を見つけてください。クリエイティブに、豊かな夏を過ごしてくださいね。



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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。